2019年4月29日発(カザフスタン運行)のウルムチ発アルマトイ行きの鉄道(K9797次)に乗ってきた。
7日間の旅行について語りたいことは多くあるけれど、ネット上に情報の少ないこの鉄道について、ここにまとめて記しておく。
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土曜日発と月曜日発ではどうも経由地と所要時間が異なるらしい
(あくまでネットで他の人の旅を見て考えた結論です。)

これは2019年4月現在の月曜日ウルムチ駅発の情報です。
中国語も英語もわからずに行ったので、情報には大いに誤りがあると思います。


●切符の取得について(切符の予約について)
この列車は、日本からネットでの購入はできないようだ。
駅にある切符売り場で買うのが王道のようだが、我々は列車が発車する前日に中国入りするので旅行代理店に任せることにした。
ウルムチからアルマトイへの切符の予約を任せた旅行会社は、chinatravelkeyというところ。
メールで依頼をしたら切符を確保してくれ、チェックイン予定のホテルに切符を預けてくれた。
価格は2人でカード手数料含めて337米ドルだった(手続を任せた割に、安いと思う)。
今のところトラブルなし(なお、1年後たってもトラブルありません。2020.4.28追記)。
ネットでもうひとつひっかかったchinahilightよりずっと安い。

中国からドルジバに越える人は10人程度だったが、カザフスタン国内のみの利用が多かったので、直前に予約できるかどうかはわからない。
我々はだいたい1週間前に代理店が手配してくれていたようだ。


●列車について
この列車は少し前まではウルムチ南駅から出ていたようだが、僕が乗ったときにはウルムチ駅発になっていた。ウルムチ駅は市街から少し離れていて、タクシーで行った。
出発時間は、午後11時33分。月曜日はカザフスタン車両だった。乗務員もカザフスタン人。
乗車後すぐにチケットの回収がある。このチケットはカザフスタンの国境で控えが戻ってきた。

阿拉山口駅を通って、ドルジバ、アクトガイなどの数駅を通って翌翌日水曜日の朝6時30分ころにアルマティ2駅につく。
アクトガイまでは、ヌルスルタン行きのK9797と連結されている(※最近まで自分が乗ったのがK9795と思っていた)。

お湯はあるが、わいていないときがある。
食堂車は歩き回って探す限りなかった。


●出入国
中国側の国境駅阿拉山口駅では、厳しい出国の手続きが行われる。
列車は時間を調整しながら進み、出発した翌朝の8時前に駅について9時頃から以下のような流れで手続きがなされる。
1 出国カードを記入
2 列車内で、職業や旅行目的、どこに行ったかなどを集団の公安に聞かれる。
3 荷物と共に下車して建物の中へ。
4 すべての荷物を見られる。本を持っていたが、特に本について問い詰められることはなかった。
5 カメラや携帯電話のなかを見られる。携帯のデータを抜かれるので、大事なデータはもっていかないこと
6 荷物をX線の機械に通す
7 出国の顔認証を行う。
この手続きがだいたい2時間。

その後、ゆっくりとカザフスタン側へと鉄道は移動し、車内で入国審査。
荷物を開けることを求められるが、厳しいものではない。
麻薬検査犬がいた。

●ドルジバ駅(ドストゥク駅)
駅の外には何もなく、駅の中には2箇所の食堂、売店がある。
両替商はいなかったが、車掌に両替してもらっている人はいた。
テンゲがなければ無力。
係員にかなりなついている麻薬検査犬がいる。
列車の台車交換に2時間程度かかり、出発は午後1時30分ころだった。

●アクトガイ駅
2日目の午後7時ころにつく。
駅にたくさんの食べ物売りがいるが、テンゲがないと無力。


テンゲは持っていきましょう。中国で両替できるみたいです。
時間潰しの材料は持っていきましょう。
過去の旅行の写真は日本に置いていきましょう。
食糧はウルムチ駅で買っていきましょう。


ウルムチからアルマトイへの旅行記自体は、以下のとおり。
ウルムチ観光、阿拉山口駅での入出国審査の様子、実際どのように過ごしたかについて
かなり詳しく書いたので参考になれば、と。






※以上は、あくまで月曜発のカザフ車両についての4月末の情報です。

※一応時刻表で検証済み。