急行はまなすのドリームカーに乗って。

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◆前回記事◆




小樽でおいしく魚とポークチャップを食べた我々兄弟は、

今回の旅の目的である、急行はまなすに乗車するために札幌駅へ移動した。




今回は旅行ではなく、

秋田の鹿角市への用事があり、そこにまっすぐ行くのは面白くない。

せっかくなので、廃止が決まっている急行はまなすに乗ろう!というもの。

あくまで出張のついでだ。

「はまなすに乗ろう」と言ったら妹も来た。そんな感じだ。



ゆえに、購入したきっぷは、

小樽→鹿角花輪 (津軽海峡線、奥羽本線経由)

という二度と買わないであろう切符。

近年鉄分豊富だなーと自分でも思う。


急行はまなすについて

急行はまなすは、最後の定期急行列車だ。

北斗星亡き今、最後のブルートレインだ。
※ブルートレインを寝台特急だと解釈すると、この表現は誤り。

札幌駅を22時に出て、津軽海峡を渡り、翌日朝6時19分にに青森駅に着く。
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札幌駅に到着したとき、既に入線していた急行はまなす。年季を感じる。
青の機関車に今は亡き北斗星を感じる。
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はまなすの行き先表示。「急行はまなす 青森」とある。
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はまなすの客車は、14系ないし24系で構成されている。
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はまなすのヘッドマーク。
白はまなすと赤はまなすがあるそうだ。
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急行はまなすのドリームカー

はまなすの指定席にはごろ寝ができるカーペットと座席(ドリームカー)がある。
今回乗るのはカーペットではなくドリームカー。手前の方が女性席だ。
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乗ったことはないけれど、平成初期の旅情って感じがする。

3月に廃止が決まっているから、おそらく乗るのは最初で最後になるだろう。

ドリームカーのシートはすごく心地がよくて、暖かく、すぐに寝てしまった。




急行はまなす、函館駅に停車


一度起きたのが、函館の1時間の停車の時。

はまなすは、函館駅でスイッチバックし、青函トンネルを越えるため、機関車がつけ変わる。
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機関車の連結作業。
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連結作業を見てから、ラウンジ的なところで夜食を食べていた。
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函館駅を3時56分に出発する。はまなすのためだけに開いている函館駅。
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急行はまなすの車両


はまなすは、ぼろいし、色んな車両を混ぜまくってる感がすごくよい。

この色のコントラストを見て欲しい。
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新しくつけ変わった電気機関車。
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多分自由席。スハフ14-508。(この車両は後に東武に譲渡。)
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多分乗っていた車両。オハ14-503。
座席がよく倒れるのが見て分かると思う。この車両は後にタイに譲渡。
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ドリームカー。オハ14-505。(後に東武)
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のびのび座席。車体番号不明。
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自由席。スハフ14-551。(後にタイ)
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B寝台。オハネ25-11
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三ツ星と金色のラインが旅情をそそる。
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最後尾。
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函館を出発し、ドリームカーの椅子を持って帰りたい!

そんなことを妹と言っていると、気がついたら寝てしまっていた。


はまなすとの別れを惜しみつつ、人生二度目の青森へ
青森手前の車庫には、とても魅力的な車両たちがとまっていた。
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はまなす、青森駅に到着。

はまなすとの別れを惜しむ。
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はなれていく機関車。
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車体はボロボロ。
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はまなすのロゴマーク。
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去年に引き続き、青森に来てしまった。
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ありがとうはまなす。

ドリームカーの椅子が欲しい。




※この記事は2022年にリライトしました。