青の交響曲に乗って、大人の日帰り旅。

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近鉄の吉野行き観光特急・青の交響曲(シンフォニー)は、
大人な旅を演出するとても快適な列車。

吉野、天川村、明日香村などを旅する際には、是非使ってほしいです。

青の交響曲に乗って、優雅な日帰り旅行を楽しみませんか?
この列車、すごく安いのもポイントです。



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関西の列車の中で、一番おすすめです。
何と言ってもコスパがいい!











青の交響曲はどんな特急?

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青の交響曲は、近鉄南大阪線及び吉野線を走る観光特急。
水曜日を除く毎日2往復、大阪阿部野橋と吉野との間を走っています。

同じ路線には、普通の特急とさくらライナーも走っていますが、
他と比べて、高級感、大人感のある列車です。


青の交響曲の時刻表(簡易版)

行先阿部野橋吉野
吉野10時10分11時28分
阿部野橋13時51分12時34分
吉野14時10分15時28分
阿部野橋17時22分16時04分



青の交響曲の停車駅と料金は?

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この路線の特急は、あまり早くありません。
停車駅も比較的多いです。

青の交響曲の停車駅
尺土、高田市、橿原神宮前、飛鳥、壺阪山、吉野口、福神、下市口、六田、大和上市、吉野神宮、吉野

1時間20分弱の割に停車駅は多いです。
吉野への到着は急行と比べて10分早い程度なので、「快適さ」を求める方におすすめです。

この路線は結構揺れるので、
車内で食べ物を運ぶときなんかは、停車中を利用するといいです。
吉野行の場合は、尺土停車中を狙うといいでしょう(吉野まで残り50分)。

なお、青の交響曲には運賃プラス730円で乗れます。
通常の特急料金プラス210円と考えるとお得です。
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橿原神宮前で他の特急から乗り換えた場合、
実質的にはもっと安く乗れます。








青の交響曲、予約は取れない?

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青の交響曲の予約は、近鉄インターネットを利用するのが便利です。
後で紹介するとおり、席には、デラックス、ツイン、サロンの3種類があり、
土日のツイン、サロン狙いは早めに予約するべきです。
休日の朝の吉野行き、夕方の阿部野橋行きは、当日では結構厳しい印象があります。

1日2往復あるので、少人数であれば、決して予約の難しい列車ではありません。






青の交響曲のおすすめ座席は?

青の交響曲には、3種類の席があります。

サロン席

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3人から4人で利用できる固定テーブル付きの席。
おしゃれですよね。
シートはリクライニングしませんが、伊勢志摩ライナーと同じく腰にいい感じ。
サロン席を狙っている方は、余裕をもって予約してください。

一度サロン席に乗りましたが、何の意味もない吉野への旅が楽しくなりました。



ツイン席

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2人用の席。
こちらも固定テーブル付きで、卓上のライトがおしゃれ。
ツイン席も1編成に5席しかないので、早く予約してくださいね。


デラックス席

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その他にデラックス席(青の交響曲での通常の席)があります。
デラックス席は、よくある背中からテーブルを出すタイプの席で、ライトなどはありません。
・・・基本的に。

1号車と3号車の先頭部分に、1人用のいい感じの席があります。
この席、1人旅におすすめです。




青の交響曲の車内販売がいい。

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2号車は、カフェになっていて、どの席の人も利用できます。
自席で食べることも可能です。

ラウンジ車両の主なメニュー(詳しくは公式サイトへ)

  • ケーキセット:1200円
  • 柿スイーツセット:750円
  • ジェラート:400円
  • オリジナルサイダー(ブルーシンフォニー):450円
  • クラフトビール:650円
  • 地酒飲み比べセット:1250円


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揺れで自席に持っていけるか心配な方は、ラウンジ車両で食べるのがいいですね。


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メニューは、席に置かれていました。
出発と同時に営業開始です。


僕が何を頼んだかは、後で紹介します。






青の交響曲の乗車記

3回乗ったので、3回の記録を混ぜつつ紹介します。

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10時10分発吉野行青の交響曲の乗車開始は10時でした。
ミュージックホーンがずっと鳴っています。


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青の交響曲の外観。窓は小さめです。


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席は少ないのですが、売店で買った食べ物を自分の指定席に持ち込めるのは大きいです。
通常2席+2席のところ、青の交響曲は1席+2席なので、シートがゆったりです。



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我々が乗ったのはこの4人席のサロンでした。
3人以上で予約できます。


座り心地は、帰りに乗ったさくらライナーより下だと当時は感じました。
新しく出たあをによしよりは座り心地がよく、新幹線のグリーン車に匹敵するものがあります。




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ツインシートはこんな感じで、軽食を置くには十分な広さです。
これは2回目に乗車した時の写真ですが、
ケーキセット売り切れにつき、西吉野の柿スイーツセットを頼みました。



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こちらは一回目に乗った時の画像。
車内で頼んだのは、葛城の地酒飲み比べセットと柿の葉寿司です。

甘いお酒が好きな僕には少し期待はずれでした。


ただ、雄町の日本酒はおいしく、
柿の葉寿司はぺろりといってしまいました。

難点は、飲み比べセットを席まで運ぶこと。
この列車は結構左右に揺れます。

下りに乗る人は尺土駅停車中くらいを狙って、
上りに乗る人は吉野から橿原神宮前の細々した駅の停車中を狙って、
自席まで一気に運ぶべきだと思いました。


青の交響曲でのおすすめはお酒よりもケーキセットです。
一口食べて、なに味かはわからなかったものの、おいしくて悶絶しました。

ケーキセットをいただきました!

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三度目の乗車で、季節のケーキセットをいただきました。
あべの橋出発時点で24食ありました。


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オリジナルケーキは季節によって違います。
安くはないですが、めっちゃおいしいんです。


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終点吉野には1時間20分で到着。
特に慌てることなく、途中駅から軽食を食べてのんびりしても十分間に合います。
左にとまっているのは、汎用の特急です。


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吉野駅はパタパタが生きています。

あまり大した車窓はありませんが、飲食しながら車内でのんびりしていた感じです。
食に集中できて良いですよ。





青の交響曲を使った日帰りモデルコース

近鉄の公式サイトにモデルコースがありますが、僕が使った方法も参考にしてみてください。


僕が3回使ったのは、いずれも日帰り、片道利用でした。
このうち、天川村に行った時のものを公開します。

時刻スケジュール
9時10分さくらライナーで下市口に向かいます。
10時20分下市口から洞川温泉に向かうバスに乗ります。
時間の都合でこの便にしましたが、もう1時間早く乗るのがいいです。
11時38分 洞川温泉に到着。

天川村散策。
・みやそいで昼食。
・鍾乳洞は2つありますが、五代松鍾乳洞がおすすめです。
・川で遊ぶ。
・洞川温泉に入る。
14時58分バスで下市口駅に向かう。
16時18分青の交響曲に乗る。
17時22分 阿部野橋駅到着。


奈良県の秘境、天川村は温泉もあり、整います。
宿泊したいところですが、日帰りでも十分に行けます。
当ブログでは、天川村の紹介記事をいくつか作っているので、ご参照下さい。





まとめ

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近鉄の観光特急青の交響曲は、費用対効果のいい観光列車だと自信を持って言えます。
吉野や天川村に行く方は、比較的お歳を召した方が多いですが(失礼か)、
その客層にあった、大人な空間を楽しめます。

是非、一度乗ってみてください。価値はあります。


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そもそも天川村ってどんなところ?
動画も紹介しています。


小中学校の遠足先に人気、明日香村に関する記事です。


青の交響曲ともう1つの特急「さくらライナー」について取り扱う記事です。


関西で乗れるおすすめの観光列車・特急列車をまとめています。
旅行って、過程まで楽しめると楽しさは3%くらいは増えると思います。