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南海高野線の観光列車「天空」に乗ってきたので、行程についてレポートします。
天空に乗った僕の感想も余すことなくお伝えします。





「天空」とは?自由席はある?

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「天空」(てんくう)
は、南海高野線の末端部分を走行する観光列車だ。

一日2往復(臨時で1往復追加)で、「天空」の車両に乗るためには座席指定券520円が必要
橋本から極楽橋まで約40分なので、これを高いと見るか安いと見るか。


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前に見えているのが通常の車両で、自由席です。
自由席の場合、天空ではない通常の車両への乗車となる。

天空の停車駅は、
橋本、学文路、九度山、極楽橋

停車駅を何も見ずに書ける程度には、南海高野線に慣れている。

「天空」の予約方法・切符の受け取り方法

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天空の予約方法は電話のみだ

10日前から、前日の午後5時まで電話予約を受け付けている。
今回試してみたところ、5分くらいつながらなかった。

おそらく回線はたくさんはないので、余裕をもって電話をするべきだろう。
橋本から極楽橋に向かう天空1号、51号の順に人気なようだ。
乗車直前に天空の乗車駅(極楽橋から乗る場合は高野山駅)で受け取る。

座席指定は、できないようだ。

前列満席、後列の2号車満席、1号車は空席あり、ボックス席は1号車に空席ありだった
人数に応じて、ボックス席かそうでない席に振り分けられ、
ボックス席は2号車➛1号車の順に
そうでない席は前列➛後列の順に席が埋まっていくのではないかと思う。



「天空」の車内の様子

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天空の車内は、前列・後列と二列にシートが並んでいて、ボックスシートも前後2つずつ存在する。
前列は机があるが、後列には何もない。


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車内の前後には、一応ボックスシートもある。
4人で予約をするとおそらくこちらに配置される。



一号車には畳敷きの場所があるが、座れるわけではなく、販売スペースのようだ。
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ここでスタンプを押せる。


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立飲みができるような場所も一応ある。
しかし、何かそういった雰囲気ではない。


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二号車には、展望デッキがある。



実際「天空」に乗ってみた

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高野線沿線に住んでいたのに、初めて天空に乗った。
そして左が天空。昔高野線でも走っていた形である。

予約が遅かったせいだろう、1号車の後ろの席が指定された。


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机もなくて悲しい。




走行してしばらくすると車内販売が始まります。
売っていたグッズの中で、天空だけで売っているグッズはないようでした。
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車内販売は、極楽橋を出てしばらくしてから、学文路あたりで終了。
数人買っている方がいました。


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高野線の山岳区間の魅力は急勾配をうねうねと登っていくこと。
天空では、取り立てて観光めいたアナウンスはなく、
「車窓左側に広がるのが桜並木です」
「かむろ駅は、学問の学に文学の分、道路の路と書きます」(だから何)
といった2つのアナウンスがあった程度でした。

まとめ

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コロナの影響で縮小していたのかもしれませんが、とても残念でした。

車内は普通で、椅子が特に座りやすいわけでもありません。
特別な車内販売があるわけでもありません。
車内設備の説明があるわけでもありません。

せっかく特徴的な路線なのだから、急勾配だったり秘境駅などの説明をするとか、どこかの駅に長めに停車するとか、そういったものがあってもいいと思います
九度山の駅でおにぎりの予約販売をするとか。

次に高野山に行くことがあれば、こうやでしょうね。
座席指定券を520円で買ってまで乗る価値は乏しいように思いました。






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