近鉄全線3日間フリーきっぷをどう使ったか?

近鉄から出ている「近鉄全線3日間フリーきっぷ」。
大阪メトロの車内で広告を見たけれどもどう使えばいいかわからないそこのあなたに、僕がこの切符をどう使い、どう後悔しているか紹介しますので、アレンジ前提での近鉄全線3日間フリーきっぷのモデルコースとして使ってやってください。。
近鉄全線3日間フリーきっぷの基礎知識
1枚で3000円で、3日間近鉄全線が乗り放題です。
特急に乗るには別で特急券を買う必要があります。
結局高くつくのでは?と思った方はある程度正解です。
伊勢神宮参拝きっぷ:
6800円で往復特急券付、バス乗り放題
近鉄全線3日間フリーきっぷ:
3000円で特急券別途
※参考までに、難波から鳥羽までの特急券が1640円です。
バス代など考えると伊勢神宮参拝きっぷの方がお得です。
そして、お金のかかる施設に行くのであれば、まわりゃんせの方がお得でしょう。
大阪〜名古屋間を往復すれば元は取れますが、単純に往復するのなら金券ショップで株主優待券を買う方が下手したら安いです。
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お得な使い方
以上を踏まえると、
この近鉄全線3日間フリーきっぷは、
●特急を使わない旅行
●長距離かつ途中下車を伴う旅行
●目的地が複数ある場合
において力を発揮する切符と言えます。
近鉄版青春18切符とでもいえるでしょうか。
僕の利用方法を紹介します。
初日
松阪牛を食べに行きました

家庭を持つと、なかなか一人で動くことはできません。妻を連れ出す口実が必要です。
そこで、僕はこのように提案しました。
「近鉄にこういう切符があるんやけど...松阪牛食べに行かない?」
と。
旅に飢えている既婚者の皆様、こちら非常に使える殺し文句だと思います。
やはりブランド力が重要です。
伊勢神宮に行きました

伊勢志摩には小さい頃からよく行っているのですが、
実はあまり伊勢神宮には行ったことがありません。
そこで、伊勢神宮に参拝しました。
おかげ横丁はファンが多く、時代劇みたいで面白いなとは思います。
四日市で宿泊

伊勢志摩エリアには良いお宿がたくさん有ります。
先に書いたとおり、伊勢志摩で完結する旅行であれば、伊勢神宮参拝きっぷの方がお得です
そのため、名古屋に宿泊することも考えたのですが、
名古屋には何度か行ったことがありますし、今回は四日市で工場夜景を見ることにしました。
四日市の名物、「四日市とんてき」もいただきました。
【おすすめの居酒屋です。】
二日目
湯の山温泉へ
四日市から近鉄湯の山線が出ています。もちろん、この運賃も追加費用なしです。
気持ちよく風呂に入ることができますが、
近鉄には榊原温泉もあり、そちらに行くか非常に悩んだ末の選択でした。
グリーンホテルの日帰り湯は、合法的に全裸で外を歩くことができる解放感が結構よかったです。
ナローゲージに乗る

四日市には珍しい列車が走っています。
但し、列車が好きでなければ、名古屋や鳥羽などの他の町に移動するべきなのでしょう。
名古屋からひのとりに乗る

津から乗ってもよかったのですが、長時間ひのとりに乗りたい、という理由で名古屋に行き、名古屋からひのとりに乗りました。
当然、特急料金が結構かかります。
プレミアム車両に久しぶりに乗ったのですが、
あれば慣れるとよくないですね。当初の感動はもう感じなくなっていました。
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三日目

旅としては2日目までで終わりですが、
残りの1枚を使って、未乗区間の「近鉄京都線」に乗ってきました。
朝起きるのが辛くてこのようなことになったのですが、
せっかくなら、近鉄の未乗区間に全線乗るとか、
河内長野や吉野に行くとか、そういった生産的なことがしたかったです。
ただ、阿倍野でたこ焼きを食べただけでした。
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結局どうよ?近鉄全線3日間フリー切符の感想
今回の旅について、ダイジェストで記載しました。後日ゆっくり更新します。
結果として、「近鉄全線3日間フリーきっぷは、多少得」というくらいだと思います。
確かに、今回使った区間の運賃だけを見れば、合計9310円なので6310円の得です。
難波➡松阪 1590円
松阪➡五十鈴川 420円
五十鈴川➡近鉄四日市 1100円
近鉄四日市⇔湯の山温泉 780円
近鉄四日市➡名古屋 640円
名古屋➡難波 2410円
阿部野橋➡京都➡難波 2370円
この切符を使うと、性格に左右はされますが、
「乗り放題なのでいろんなところに行こう!」
という発想になってしまい、行かなくていいところも行ってしまい、
ゆっくりと過ごすことができなくなってしまうという難点があります。
まわりゃんせと同じく、得しようということにこだわらず、無理して3日間使わないことが大事なのかもしれませんね。旅が惰性になってしまいます。
今お勧めするとすれば、四日市1泊+伊勢志摩1泊かなーと思います。
一部の鉄道マニアを除き、この切符があるから旅に行こう!と考えるようなそこまでの切符ではないように感じました。
旅程を立てるために参考にしてください。
南大阪線はこちら
ひのとりはこちら
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