大阪駅地下ホームで何が変わる?

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2023年3月18日、ついに大阪駅の地下ホームの営業が開始しました。
現地に行った上で、誰にとって、何が便利になったのか考察してみます。




大阪駅地下ホームの場所・乗り換え時間

開業当日(さっき)に、大阪駅の地下ホームに行ってみました!! 

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従来のホームの一番西側に階段ができており、そこからの乗り換えです。


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従来のホームから、地下ホームまでは、徒歩3〜4分というところでした。

そんなところに駅を作ってどうなのか?と思っていましたが、全然遠さを感じなかったです。

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階段の上り下りがあるので、ベビーカーの方は避けるべきでしょう。

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顔認証の改札。ICで通れます。


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壁。魚が泳いでました。


近未来感はありましたが、今のところ売店は見当たらず、駅弁の自販機がある程度。


くろしおで旅行する方は、先に食料を買ってからの方がよさそうですね。


はるかの大阪駅停車

これまで、事実上、大阪から関空に行くなら、大阪メトロ+南海か、関空快速、高速バスの三択でした。はるかが停車することで、関空に行く便利な選択肢がひとつ増えたことになります。


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運賃比較

交通手段所要時間運賃 備考
メトロ+南海
(ラピート)
60分
(50分)
1020円
(1540円)
難波乗換
関空快速
(はるか)
60分
(50分)
1210円
(1870円)

高速バス70分 1600円
( )内は特急利用の場合。
※簡単に買えるお得な切符を利用した金額

運賃面でJRは南海に負けていますが、乗換なしでこれなら選択肢に入る人もいるのでは。

快適さは、ラピート>>はるかなので、安いメトロ+南海には勝てないでしょうが、高速バスは苦戦を強いられるかもしれませんね。

ラピートは、将来、なにわ筋線を経由して梅田や新大阪に乗り入れることが予定されています。新型のラピート車両がどんなものになるかによりますが、今の価格帯である限り、はるかが南海に勝つ未来はなかなか見えません。




くろしおの大阪駅停車

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大阪駅地下ホーム開業の最も大きなメリットだと思います。

阪急沿線や神戸線側にお住まいの方は、おそらくこれまで天王寺か新大阪からくろしおに乗っていたでしょうが、大阪駅から乗れちゃいます。

はっきり言って、所要時間はほぼ変わりません。

例えば、14時41分に白浜に着くためには、

ダイヤ改正前 12時13分大阪発、天王寺からくろしお
ダイヤ改正後 12時18分大阪発くろしお


という違いがありますが、地下ホームに行くために必要な時間を考えると、実は所要時間は変わりません。

ただ、乗り換えがないのが大きいです。

(金沢に行くのに敦賀乗換を強制されて不便になるサンダーバードとは逆です。)



おおさか東線の大阪駅延伸

これまで新大阪止まりだったおおさか東線が、大阪まで延伸します。

奈良へのアクセスは相変わらず大和路線が早くて便利です。

都島区には大阪メトロ谷町線がありますから、おおさか東線大阪駅延伸によって恩恵を受けられる層は極めて限定的です。


....と思っていたのですが、開業初日はかなりの一般客がおおさか東線に乗っていました。
おおさか東線沿線の方には便利ということでしょう。


まとめ

大阪駅地下ホームは、正直、思ったよりも便利でした。開業のメリットはやや限定的です。

ただ、今回の開業は、なにわ筋線などを見据えてのもの。今後の梅田エリアに期待ですね。

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ちなみに、大阪駅うめきた地下口を出た後、見知った場所に行くまでに道に迷いました。 


梅田がまた難しくなりました。







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