「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」乗車記

西鉄の観光列車「ザレールキッチンチクゴ」ってあまりメジャーじゃないですよね。
どんな列車なのか、流れと感想を書いておきます。
始めに断っておきますが、今回、僕は特に食事に関しては正当な評価ができていません。
それも、前日にお客さんとかなり飲んでしまい、体調が終わっていたからです。
西鉄福岡に集合

発車の20分前の9時50分ころまでに受付を求められます。
宿泊先の久留米から8時半過ぎの新幹線で、ヘパリーゼを飲みながら博多に移動しました。
朝起きたとき、予約したことをどれだけ後悔したことか。
前夜、1時くらいまでお客さんと飲んでました。
身体は動くものの、なんとなく胃に違和感のある朝なのでした。吐くことはなさそうですが、食事が厳しいやつです。
行ける体調ではないけれど、やっぱり1万円は大きい。キャンセルして捨てるわけにはいきません。
嘔吐とかそういう迷惑をかけることはなさそう・・・行きますか。
という感じで新幹線に乗ったのでした。
西鉄福岡駅の北改札は、地下鉄から割と遠く感じました。9時40分には到着していました。

10時4分、入線。集合時間はそれほど厳密でない印象を持ちました。

ドアがあいたところにあるウェルカムスペースには、お酒の瓶と手作り感のある運転士/車掌紹介などが置いてありました。今日はお酒を見たくありません。お酒なんて一生飲まないと久留米の空に誓いました。

荷物の置場所は、特にありません。
一人の場合は、二人がけに通されるので、空いている席に置いてもいいかもしれませんね。
大きな荷物は基本的にホテルに置いてくるとか、どこかのロッカーに預けるのがいいですね。
そんなロッカーが駅のどこかにあるはずですが、探す余裕はありませんでした。
アーリーランチ開始。

オリジナルの発車の合図と共に、列車は発車します。
前菜→パスタ→メイン→デザート→コーヒーの順に出てきます。
食べれるかどうか、食べてみるまではわからない感じでした。
とりあえずウェルカムドリンクはノンアルコールを選び、胃の中のドラゴンを暴れさせないよう、おそるおそる飲みます。

前菜が運ばれてきます。
ああ・・・
これがなかなか当時の胃には厳しく、来たことを激しく後悔しながらとてもゆっくりと食べたのでした。おそらく、平常時であれば美味しく感じたはず・・・。人間って多分死ぬ間際にご飯を食べてもこんな感じなんだろうなぁ。
列車はかなりゆっくりと進んでいました。保線用の車両を見たり、駅員さんに手を振ったりしながら、車掌さんの軽いトークを聞きつつ、1時間ほど過ごします。気を紛らわせながら。

車内では、水以外のドリンクは別売りです。カードも使えるのでご安心を。
体調以前に、この後仕事(※勉強会を聞きに行くだけなので誰にも迷惑はかけません。)なので、水で様子を見たあと、八女の温かい煎茶をいただきました。
完全に病人です。ええ。

パスタ。身体に優しい味でした。
このあたりから、胃の調子が戻ってきました。
花畑駅到着

久留米にある花畑駅に到着し、一旦ドアが開放されました。ここで折り返しです。15分ほどの停車時間です。
最初に書いたとおり、僕はこの日の朝久留米に宿泊していたので、
久留米→福岡→久留米→福岡
という超無駄な動きとなりました。
何なら前日には、事件の調査のために花畑駅にいましたし。

2号車はキッチンです。
メインの筑前煮の準備をしていました。
「今なら食べれる」。そんな気がしました。

発車前に運転士さんが趣味でやっているサックスの演奏。めちゃくちゃ心に残りました。
そして、来た道を戻ります。
福岡への復路

本日のメイン、筑前煮が出てきました。
これ、とてもおいしかったです。
筑前煮って何かもっとちくわとかこんにゃくかにんじんとかあぁいったものを想定していましたが、これは多分魚。
そしてここで朗報。
完全に二日酔いを脱しました!!

デザートはアイスと別注文の梨ジュース。
願わくば、西鉄福岡出発直後にアイス食べたかったですね。

コーヒーもおいしくいただきました。
誕生日の方へのお祝いもあったり、面白おかしいアナウンスで温かい気持ちになりながら福岡に戻ったのでした。
総合評価

飲み物とグッズを買って結局1万3000円くらいで2時間ちょっとを楽しみました。
少し高いですが、手作り感もありつつ、料理はしっかりしていて、ほどよくイベントがあり、車内もいい感じ。
それだけの価値はあると思います。
乗ってみてはいかがですか。
でも、絶対に二日酔いで乗ってはいけませんよ。飲みすぎたことは反省していますが、後悔はしていません。大事なお客さんなので....
ちなみに、この日の夜は博多の会合で大いに飲み歩きました。
久留米の空に誓っただけなので博多で飲むのは許されるでしょう、という論理です。
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