南阿蘇鉄道トロッコ「ゆうすげ号」乗車記。詳しくレビューします。
トロッコ列車で阿蘇の風を感じる。
ゆうすげ号は『南阿蘇鉄道』のトロッコ列車で、ガタンゴトンという揺れを感じて阿蘇山の景色を眺めながらのんびり旅を楽しむことができます。立野駅から高森駅まで約50分、開放感のある車内で軽快な沿線のガイドを聞きながら走ります。
そんな列車旅、いかがですか。
この記事を書いた人:曖昧
出張や日常のはざまにおでかけしています!
30代の関西人です!!
南阿蘇鉄道って?
南阿蘇鉄道は、阿蘇山のカルデラの南を通る路線。始発は基本的に立野駅(豊肥本線)で、立野駅は熊本駅から40分くらい東に行ったところです。
立野駅から、南阿蘇村を通って終点の高森に向かいます。大昔は高千穂まで路線がつながる予定だったのですが、出水事故でそれはなくなり、終点は高森となりました。
熊本地震の影響で長い間普通になっていましたが、2023年7月、復旧しました。
近年、安易にバス転換する例がありますが、ちゃんと復旧してよかったです。
ゆうすげ号の予約方法・乗り方
ゆうすげ号に乗るには、事前に予約してください。当日にチケットが余っていればよいのですが、余っていない場合、乗れません。
3日前までネット予約できますし、予約でいっぱいになることはないと思いますが、乗れないと悲惨なことになるので、予約することがおすすめです。
キャンセル料もかかるので、天気を見ながら直前予約でいいと思います。
トロッコは1日2往復。
11時半のゆうすげ号に乗るなら、熊本駅を10時半に出る「かわせみやませみ」号に乗って立野に行ってください。余裕で乗り継げます。
かわせみやませみに乗るには指定券が必要。
少しお高めなので注意です。
立野駅に着くと、南阿蘇鉄道のホームにゆうすげ号が止まっていました。写真の右側にある窓口で、予約した名前を言って券をもらいます。この時になるまで自分の席は分かりませんし、席の指定もできません。
ゆうすげ号の見どころ・沿線を簡単に紹介
ネタバレにならない程度に、80%程度の乗車記をお送りします。ゆうすげ号はこんな感じ。立野駅では、写真を撮れる時間が十分にあります。
トロッコは、元々木材輸送用の貨車として使われていたものを改造したそうです。よく見ると痕跡が残っていますね。違いは分かりませんが、この車輪は貨物用だそう。雨の日は少しやばいかもしれません。
今回の僕の座席はこの右側の席。席番号が3つあてられていたので、3人席かと思いますが、1人で使えました。これ3人だとちょっと狭いですね。
車内販売やトイレなど特にありません。
高森駅まで我慢してください。
沿線の風景を紹介
窓がないので、外の景色を直接楽しむことができます。出発してすぐに見える阿蘇立野ダムは壮大です。
一つ目の橋梁。出発していきなり、最大の見どころが現れます。
鉄橋の上でとまってくれるので、じっくりと景色を眺められます。
雄大ですねぇ。
トンネル内、車両の電気が消えて、トンネルの雰囲気を味わえます。このトンネルをくぐると、カルデラの中に進みます。
川(詳細は忘れました。)
ネタバレになるので全ては紹介しませんが、各駅で駅にいる方が手を振ってくれたり、各駅の紹介があります。ここ、南阿蘇水の生まれる里白水高原駅は、かつて最も長い駅名の駅でした。今は3番目の長さだそうです。
【問題】一番短い駅名の駅はどこでしょう?
阿蘇山の方向です。運転している間、立ち上がったりして反対側の写真を撮りました。
沿線には湧水が結構沢山あります。生活用水として使われている湧水。少し青みがかっています。こういう湧水の情報も軽快にアナウンスしてくれます。
赤身がおいしい、あか牛を飼育しています。このお肉結構おいしいです。
昨日食べたなーと思いながら、見ていました。
進行方向右側南側の車窓です。田んぼが広がって、山が美しい。何も考えずに脳内ぼーっとしながら乗れる列車なのがよきです。トロッコってゆったりぼーっとできる傾向がありますよね。やることがないからかもしれません。
こちらも湧水です。こちらは、昔のお殿様が使っていた湧水だそうで、甘い水なんだとか。
とても興味がそそられるアナウンスで、後で行けたら行ってみようと決意しました。
甘い水ってなんだ?
こちらも湧水のある明神池名水公園です。河童の伝説があるのだとか。少し青みがかった水をたたえている池があります。
沿線からは手を振ってくれる人がいらっしゃいます。こういうのって嬉しい。
そういえば、途中で南阿蘇鉄道の社長を目撃しました。
アナウンスしてくれる車掌さん。高森駅一つ手前の見晴台駅では、昔、午後の紅茶のCMのロケが行われたそう。ロケをきっかけに、自販機が置かれています。
この自販機には、少し変わった特徴があるのですが・・・それは、乗ってのお楽しみ。
予習は上の動画へどうぞ。(外部リンク。youtube)
上白石萌歌になりたい。
列車内から見える風景は、阿蘇の山々や緑豊かな自然、田園風景など多彩ですね。
見晴台を過ぎると、大きくカーブして高森に向かいます。
高森駅には何がある?
高森駅に到着。駅の先には特に何もありません。
たくさん下りる観光客は、駅内へ向かいます。
高森駅の中。南阿蘇鉄道のグッズだけでなく、高森のお土産になりそうなものがたくさんありましたよ。
高森駅から歩いて行ける距離に、郷土料理を食べれるお店や、開通が断念されたトンネルなど、2時間程度で楽しめる場所があります。それは、別の記事で公開予定です。
ゆうすげ号の感想。クチコミを探している方へ。
南阿蘇鉄道トロッコゆうすげ号の感想ですが、
- 楽しい沿線案内で沿線を100%楽しめる。
- 阿蘇山や湧水など、癒される景色広がる。
- ゆっくりゴトンゴトン揺られる感覚が楽しい。
- トロッコなので風が気持ちいい。
普通列車ではなかなか楽しめない体験なので、高森に行く際は、乗ってみることをおすすめします。
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Coming soon!!(may be・・・)
沿線で水を飲み比べた話を既に執筆しています。
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