南阿蘇鉄道途中下車。水源巡りの癒しの旅

南阿蘇鉄道のトロッコ列車「ゆうすげ号」に乗っていると、沿線にはかなり多くの湧水があることが分かります。元々、白川水源だけに行く予定だったのですが、予定を変更して、白川水源以外にも行ける限りの水源に行ってみました。
5km以上歩きましたが、2時間の空きで観光できるので、ちょうどよいかもしれません。
この記事を書いた人:曖昧
取材:令和6年8月

出張や日常のはざまにおでかけしています!
30代の関西人です!
高森湧水トンネル公園からスタート

高森駅から徒歩10分ほど。鉄道のトンネルを掘り進めているときに、水脈と当たってしまい、異常出水したことにより工事が断念。現在、湧水公園になっています。この写真を撮ったすぐ裏の湧水館の前に、水を汲める場所があります。
トンネル内で500mほど歩け、一番奥には「ウォーターパール」があります。光と水の仕掛けで、何度見ても阿蘇に来た感を感じます。阿蘇ではずせない観光スポットです。
この記事も見て!
高森湧水トンネル公園については、別の記事で詳しく書いておきました。
白川水源は徒歩で楽々。

高森で、湧水トンネルや郷土料理を楽しんだ後、午後2時半の列車で高森駅を出発しました。列車は結構混んでいたのがびっくり。少なくとも観光需要はかなりあるようです。

白川水源駅で下車します。この駅、きれいですが何もありません。下りたのは僕だけ。高森駅から立野駅まで通しで乗る人が多いのでしょうか。
駅から徒歩5分で白川水源の入口に着きます。

白川水源です。ここが湧水のポイントで、ぼこぼこ水が湧いています。少し水色がかっているのがとても良い感じです。ちなみに、入場料100円がかかります。

水を汲める場所。ひしゃくを使って、手元のペットボトルに給水します。
空のペットボトルを持っていくのがおすすめ。最悪、近くでペットボトルが売っています。ここの水の味は・・・僕のペットボトルには、水出しのお茶のティーバッグが残っていたので、お茶の味がしました。
この白川水源、水遊びができるので、サンダルを履いていくのがおすすめです。

川の中央から撮影。決して強い流れではありませんし、浅い川です。

足元はこんな感じ。完全に入水しています。夏の晴れた日なので気持ちいい。

お子さんたちは、川に入って遊んでいます。

三島にある源兵衛川なみに、川の中を歩けるスポットです。
河童の伝説が残る明神池へ

白川水源から、線路をつたって白川方面へ歩いていきます。ゆうすげ号の車内から見た明神池へ。

この鳥居をくぐるより、右側から回る方が多分早いです。

この明神池には男女二人の河童伝説があります。その女の河童の像が池の真ん中にある石の上に作られています。

湧水は、透き通った綺麗なお水です。
汲んで飲んでみましたが、味はよくわかりませんでした。
足にかけると気持ちいいですね。

生き物をとっている親子の姿がありました。
特筆すべきことのない湧水公園でした。池自体はかなりきれいです。
白川水源から徒歩で25分かかりました。
甘い水?吉田城御献上汲場

ゆうすげ号の車内で教えてもらった、吉田城御献上汲場。ここは、昔の城主専用の水くみ場で、横の切り株には見張りの人が立っていたそうな。何よりもそそられるのは、ここの水が甘いらしい、ということ。甘い水とはどういうものなのか、気になって飲みに行くことにしました。
さっきの明神池から徒歩7分です。

急に現れた水くみ場。
奥の方の水底が白い丸になっているの、わかりますか?

白くなっている中心からは、水が激しく湧いていました。
昔は、阿蘇家の重臣である吉田家の城で使われていたもので、現在も、15戸がこの水を使っている・・・と書いていました。すみません、阿蘇家を知りません。
この水の中にある白い物質は、「ハロイサイト」というもので、セラミックなどに使われる粘土鉱物ということ。よくわからないけれど、飲んでもいいということですね。
飲んでみましたが、味はよくわかりませんでした。
足にかけると気持ちいいです。
小池水源は、プール?

吉田城の水汲場から徒歩5分ほど。次の水源にたどり着きました。少しだけ道に迷いましたが、基本的には南阿蘇鉄道に沿って歩くとつきます。
ここ、多分近隣の人が飛び込んでプールのように使っていたので、あまり写真もとらず、すぐに立ち去りました。水源というよりも、池ですね。っていうか服着てなかったような。
池の川水源
秘密基地カフェのある中松駅に行くのを諦めて、もう一駅歩くことにしました。池の川水源では、何人か水を汲んでいました。ここには兜石という石があって、そえが見えなくなると凶作、見えているときは豊作という言い伝えがあるそうです。どれが兜石なのかいまいちわかりませんでした。
飲みましたが、味は水でした。足にかけると気持ちいいですね。
ここは、小池水源から30分かかりました。
湧沢津水源
道を間違えてたどりついたところにも水源がありました。見た目はただの公園です。地元の方っぽいのがポンプ車で水を汲んでいました。一口飲みましたが、水は、水です。足にかけると気持ちいいです。
このあたり、特に公園っぽいです。
池の川水源から10分です。
寺坂水源へ
最後にいった寺坂水源も、地元の方のための水源という感じでした。
湧沢津水源から10分以内です。
途中であか牛を発見!昨日食べました。

こいつ、おいしいですよ。
詳しくはこの記事へ。

寺坂水源はこんな感じ。
水を飲むこともしませんでした。
最後に
南阿蘇水の生まれる里白水高原から乗車し、立野に帰ってきました。
ここからあの列車に乗るのですが、それは次回の話。
感想としては、水は、水ということ。
僕に詳細な味なんてわかりませんが、晴れた日に何も考えずこういうことができたのは大変良かったと思います。
車窓から見るだけでは楽しめない経験ができました。
わかったこと:水は足にかけると気持ちいい!
関連記事南阿蘇鉄道ゆうすげ号の乗車記です。
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