失敗しない観光列車の乗り方、選び方。
観光列車は、それに乗ること自体が目的になるような魅力的な列車。
日本全国に土日を中心に「観光列車」を名乗る列車が走っています。
観光列車に乗るとすごく楽しいです。
小さい子供がいるという家庭の事情もあり、日本全国の観光列車に乗ることは到底できていません。しかし、隙を見て日本全国の色々な列車に乗っています。そんな僕から見た観光列車の魅力と、失敗しない観光列車の選び方について考えてみます。
観光列車の旅
この記事を書いた人：曖昧
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観光列車の魅力って何？
そもそも、観光列車の魅力とは何なのでしょうか。
ＡＩに聞いてみた。
なるべく客観的な話をしたいので、XのＡＩであるGrokさんに聞いてみました。
観光列車には、以下のような魅力がありますよ：
さすがGrokさん。あまり参考になりませんが、少なくとも、この中の�…名錣領鷦屬箸楼貔�を画す豪華な内容や設備、��地元の食材、�Ｊ顕渋慮魁↓だ箏覆魍擇靴瓩襪蓮�観光列車の魅力です。この４つを観光列車の魅力と考えると、いざ観光列車に乗ってがっかりすることもあると思いました。
「観光列車」も内容は様々。
多くの観光列車は、�，�備わっています。むしろ、内装がきれいになっているだけで「観光列車」という風潮がありますが、観光列車には、�⊃�事の有無、�Ｂ慮海陵�無、�だ箏覆陵�無について様々な違いがあります。乗ってがっかりしないようにしましょう。
どのような観光列車があるか、ご紹介します。
内装がきれいなだけのもの
「だけ」といえば失礼かもしれませんが、内装以外には特に観光要素がないものの例としては、南海の「めでたいでんしゃ」、和歌山電鐵の「たま電車」があります。こういう列車は、観光客的には微妙にも思いますが、地元の方々にとっては、古臭い電車よりも「乗って楽しい」電車の方が使いたいでしょうから、地元需要に応える列車ですし、和歌山電鐵はその趣旨で導入されているはずです。デザイン列車とでもいいましょうか。
景色の良さに振り切っているもの
例えば、嵯峨野のトロッコ列車、黒部のトロッコ列車などが挙げられます。これらの列車は、沿線の景色がいいので、景色がよく見えるようなトロッコ列車になっていたり、窓が大きくなっていたりします。多少の沿線紹介はありますが、特にそれ以上のおもてなしはありません。
食事を楽しめるもの
食事を楽しめる列車も多数あります。特に振り切っているものとしては、西鉄のTHE RAIL KITCHEN CHIKUGOが挙げられます。事前予約制で、食事を注文しないと乗れないので、このくらいになると「レストラン列車」ですね。
がっつり食事は数日前の予約が必要なケースが多いです
カフェ的に使えるものとして、近鉄の「あをによし」があります。これは、景色は大したことはありませんが、車内で販売されている地のコーヒー、ビールやお菓子を食べながら移動できる列車です。近鉄の３つの観光特急は、このカテゴリです。
おもてなしのあるもの
沿線や途中の停車駅、車内でおもてなしがあり、地域を感じながら進む列車。「特急」という名前がついていてもスピードは遅くなりがちです。九州でいえば「ふたつ星４０４７」や「３６ぷらす３」、関西でいえば「WESTEXPRESS銀河」がこれにあたります。伊予灘ものがたりを始めとする四国のものがたり列車もこれで、人気があるのはこのカテゴリに属する列車です。このカテゴリに属する列車の多くが、車内販売をしており、車内で食事ができます。
リゾートしらかみでは、車内で三味線の演奏があったり、途中駅で少しの間散策できたりします。この列車は窓も大きいですね。
このように、観光列車と呼ばれる列車にもいろいろな種類があります。おもてなしがあると思って乗ったのに何もなかった、ということは避けたいですよね。
観光列車の選び方・乗り方
失敗しない、がっかりしないための観光列車の選び方を記します。
基本的には指定席の列車が多いので、事前に席の予約をして下さい。インターネットで１か月前から可能なケースが多いです（例外多々あり）。
食事の販売の有無を調べる
食事のある列車は、十分に食事がとれる時間やスペースが確保されている列車であることが多いです。特に、４日前や１０日前など、（オプションで）事前に予約するお弁当や食事があるものは、食にこだわっている可能性が高く、おいしいものが多いです。※画像は、四国まんなか千年ものがたりです。
食事の事前予約が必要な場合、列車の予約とは別であることが普通です。注文し忘れないよう事前に調査しておきましょう。
通常の列車との所要時間の違いを比べる
通常の列車と比べて所要時間が遅いものは、駅でおもてなしをしていたり、風光明媚なところで減速する列車であることが多いです。このような列車は、イベントが続き退屈しないことが多いです。例えば、近鉄のしまかぜやあをによしは、通常の特急と所要時間が変わらず、特にイベントがないことが分かります。
※画像はウエストエクスプレス銀河です。
（乗ろうとしている電車）＋手を振るで調べてみる
列車によっては、地元の方が手を振ってくれる列車があります。特にJR四国の観光列車にその傾向が強く見られるように思います。そのような列車は、おもてなしがあることが多く、手を振るイベント自体、かなり印象に残るものです。手を振ってくれる人がいるような列車は、乗って楽しいことが多いです。※画像は、藍よしのがわトロッコです。
おすすめの列車
もちろん個人差はありますし、移動速度を重視したいかそうでないかによって、選択肢も変わってきます。しかし、「観光列車に乗りたい」と思って乗るのであれば、速度重視の列車よりも、
- 事前予約制のおいしい食事がある。
- 所要時間が遅くイベント続き。
- 沿線の人が手を振ってくれる。
個人的なイチオシは、
- ＪＲ四国の「ものがたり」列車：価格が高くないのに、至高のおもてなし。
- 九州・西鉄の「レールキッチンチクゴ」：レストラン。西鉄社員の手作り感が良い。
- ＪＲ西日本の「ウエストエクスプレス銀河」：席によってはものすごく寛げる。
- 近鉄「青の交響曲」：おしゃれなカフェ。安い。
以下の書籍は、観光列車の魅力がかなりぎゅっとまとまっているので、観光列車選びをする際にはおすすめです。
| もちろん、当ブログも参考になれば幸いです。 |
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関西の観光列車を、個室や食事の有無に着目してまとめました。
九州の観光列車のおすすめランキングを作成しました。ご査収ください。
雑談：観光列車に期待したいこと
近年、人口が減少し、特に地方において、公共交通機関（特に鉄道）が民間で維持できず、バスやデマンドタクシーなどに転換されることが多くみられます。観光列車でにぎわう予讃線の海線や、トロッコの走る予土線なども、廃線の危機にあります。
鉄道は、存在するだけでその地域の広告効果があると思います。例えば、「和倉温泉」。関西の知名度が高い理由は、「サンダーバードの行き先になっていたから」ではないでしょうか。サンダーバードの行き先ではなくなったので、和倉温泉に関しては、これからだんだん忘れられていくと思います。
車を運転できる人や所有者もどんどん減っていきますし、高齢者は免許を返納する流れになってくると思います。鉄道がなくなった場合、コミュニティバスやデマンドタクシーを観光利用するなんて限界があります。
鉄道がなくなった地域は、どんどん忘れられていくように思います。
観光列車は、是非そういった流れに抗う力となり、沿線の魅力を発信し、地域に経済効果をもたらしうる存在ですし、そうあって欲しいなーと思っています。
素人考えですが、一度、地域交通のプロの方に聞いてみたいと考えています。
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