雪月花乗車記。観光列車旅の魅力を語る

雪月花を一人で楽しむ乗車記。上越の自然を味わう贅沢な観光列車
えちごトキめき鉄道の「雪月花」は、新潟西部の景色や味覚が存分に楽しめる観光列車。大阪住みの人間が日帰りで、二万五千円払って乗って、忖度なしにレポートする乗車記です。

今回もいつもどおり、一人で楽しみました。




《取材日:令和6年10月20日》

この記事を書いた人:曖昧

30年以上関西に住み、小さいころは南海電車を眺めて育つ。大学卒業後、何かの拍子に乗り鉄が再燃する。全線踏破は面倒なので諦めるも、電車に乗りながら酒を飲み、ぼーっとするのが趣味。時々仕事をさぼってまで現実逃避の旅にでかけることも。ブログは趣味程度。日頃は、交通事故やマンション管理を趣味とする弁護士。


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出張や日常のはざまにおでかけしている30代の関西人。












雪月花はこんな列車

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雪月花は、旧信越本線・旧北陸本線の、えちごトキめき鉄道の糸魚川〜妙高高原間を走る観光列車。基本的に食事もセットで、きれいな景色を見たり、沿線を簡単に観光しながら、ゆっくりした時間を過ごせます。土日を中心に一日二便走っています。

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新潟県内の西側を走行します。糸魚川も上越妙高も北陸新幹線が走っているので、東京からも大阪側からもアクセスは比較的良好です。

【午前便】上越妙高10時35分発→糸魚川13時14分着
【午後便】糸魚川13時59分発→上越妙高16時45分着



雪月花の車両と座席

糸魚川駅では、午後便は13時45分頃にホームで受付が始まります。

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いざ、雪月花に乗車。
四国のものがたり列車のように、アテンダントさんが迎えてくれるわけではありません。


きれいな車内が気分を高揚させます。
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1号車は、基本的に日本海向きの座席です。1〜2人ならこちらへ。

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2号車は、複数人用のテーブル席です。3人以上ならこちらへ。

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1号車の端はフリースペースで、2号車の端が追加料金の必要な一段高いお席です。前面展望も楽しめますが、そんなに前にばかり注目する必要ないと思います。


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こちらが僕の席。一人なのでカウンター席です。日本海の景色が楽しみですね。
この並びの席は満席でした。


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後方の座席はがらがらでした。


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発車後、

  • ソフトドリンク
  • スパークリングワイン
  • お茶(だったかな)
のどれかからウェルカムドリンクが提供されます。

食いぎみに、「スパークリングワイン!」と言いました。そんな旅の始まりです。


沿線の体験

雪月花は、沿線のいくつかの駅で数分停車し、少しだけ駅を楽しめるようになっています。


筒石駅

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トンネル内にある筒石駅で下車し、7分探検しました。取り残されたくないですね。
この駅、階段がものすごいです。

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すごくないですか。ここ登るの無理ですよ。少し登ってみて、この階段が現れたので絶望して断念しました。

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トンネルにとまる雪月花も良き感じです。なぜこんなところに駅があるのか・・・

直江津駅

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直江津駅では、ハイマートの駅弁の立ち売りがあります。すごくおいしい駅弁なので、食べたことない方は是非。その日の夕食にいかがですか。

ホームには、「ゼロキロポスト」もあります。

直江津には今年宿泊しているのですが、お弁当もゼロキロポストも見るのは初めて。こういう列車だからこそ、立ち寄る気になります。

二本木駅

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二本木駅はスイッチバック駅。こちらでも下車して、駅舎の解説を受けます。こんなところ普通に乗っていたら降りませんよね。ただ通過するわけではない、それが観光列車の魅力です。


妙高高原駅

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妙高高原駅でも折り返しの間、駅を楽しめます。少し寒かったです。

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どこの駅だったか、イベントをやっていて、武将のお見送りがありました。

雪月花の食事

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雪月花午後便では、筒石駅発車後に食事が提供されます。食事はコースにより異なります
今回の食事は、割烹汐路の魚介を中心とした料理。

見ているだけで楽しいです。

もちろん、味も○。

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こちらがお品書きです。


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ついつい、日本酒を頼んでしまいました。
アルコールなどの飲み物は別料金です。


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のみかけのお汁。あったまります。


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〆はコーヒー紅茶と、「法王のティラミス」。二本木を過ぎた辺りで提供された気がします。

ブランチ的なものを予想していたのに、結構がっつりでお腹いっぱいでした。
料理が少ないことを見越して、乗車一時間前に糸魚川で焼きそばと麻婆丼を食べたのは失敗でした。

ちなみに、糸魚川で食べたのはこちら。↓↓
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糸魚川ブラック焼きそばと麻婆丼です。
おいしかったのですが、無事、晩御飯が入らなくなりました。

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完全に采配ミス。



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広いトイレもあるので、ある程度飲んでも大丈夫です。一応、子供のオムツ台もありますが、この列車はお子様が乗るには・・・高すぎますね。

2号車には売店があり、グッズ販売されています。基本的に忙しくしており、コミュ障の僕は、いつ話しかけてよいかわからず、結局グッズは購入できずじまいでした。



雪月花で見ることのできる景色

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絶景と言われた日本海は大荒れ。晴れたらきれいなのでしょう。



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景色を見ながらの紅茶と法王のティラミスは美味でした。
それほど驚愕するような車窓はなかったですね。時々手を振っている方がいました。




雪月花のお土産

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雪月花に乗ると、おみやげ付のプランでなくても、標準でおみやげがついてくるようです。

ここに写っているのは、当日のえちごトキめき鉄道全線フリー切符と、指定席券(ハサミを入れられます)、コップのしたに敷くやつ(名前度忘れ)です。

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箸置きとお菓子ももらえました。

おしながきももらえますが、帰りにコーヒーをこぼして劇萎えしました(-_-)

上越妙高で下車後、フリー切符で糸魚川まで戻り、そこから「WESTER超お得きっぷ」で大阪行きの終電で大阪に戻りました。




最後に

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この雪月花の乗車券は25000円です。
これを高いと見るか、安いと見るか。
お値段どおり・・・少し高いか・・・乗って皆さんの感想を聞かせてください。


この記事も見て!

雪月花と同じく、新大阪から強引にでも日帰りで乗ることのできる観光列車と出発時間/現地滞在時間をまとめたものです。観光列車の旅は、比較的低予算で楽しめます。


糸魚川といえば、ヒスイ。ヒスイ拾いにとりあえずチャレンジした記録です。雪月花に乗る前にも、実はヒスイ海岸を歩き回っていました。






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今回の糸魚川日帰りが実現したのは、「WESTERポイント」のおかげです。
J−WESTカードを持っていると、結構勝手に溜まっていき、糸魚川も往復無料で列車に乗れました(但し、トラブルがありました)。

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