福武線鉄道ミュージアム訪問記
武生から福井までハピラインふくいと並走して走る「福井鉄道」に鉄道ミュージアムができました。無料で、結構な見ごたえを感じるスポットです。ちょっと良かったので紹介します。
この記事を書いた人:曖昧
出張や日常のはざまに取材してきました。
30年以上関西に住み、小さいころは南海電車を眺めて育つ。大学卒業後、何かの拍子に乗り鉄が再燃する。全線踏破は面倒なので諦めるも、電車に乗りながら酒を飲み、ぼーっとするのが趣味。時々仕事をさぼってまで現実逃避の旅にでかけることも。ブログは趣味程度。日頃は、交通事故やマンション管理を趣味とする弁護士。
福武線鉄道ミュージアムのアクセス
福武線鉄道ミュージアムがあるのは、福井鉄道の「たけふ新」駅の隣にある「北府」駅。福井鉄道は案外本数が多いので、福井鉄道でのアクセスがおすすめ。
北府駅のパークアンドライドの駐車場に駐車して、鉄道ミュージアムを利用しがてら福井鉄道に乗るのもおすすめ。
パークアンドライドの駐車場は、福井鉄道を利用すればなんと無料。ここに車を止めて福井観光すれば、路面電車でややこしい福井駅付近を避けれるし、運転の疲れも癒せるメリットがありますよ。
福井鉄道の車両のひとつ、フクラムライナー。なかなかかっこいいですよね。
こんな路面電車みたいな車両が時速65kmで走っているんです。爆速です。
乗るだけでアトラクション。「日本最速の路面電車」と言っても過言ではないでしょう。
福武線鉄道ミュージアムはどんなところ?レビューします。
北府駅を降りて少しだけ歩くと、列車車庫があり、車両が置いてあります。
先ほど乗って来たような新しい車両ではなく、年期の入った車両が置いてあります。留置線は、少し古い車両が置いてあるだけで楽しくなりますよね。
同じ理由で大井川鉄道の新金谷の車庫(留置線含む)も大好きです。
多分右の車両も展示用の車両ですよね。
行先表示が「越前武生」(現たけふ新)になっています。
鉄道ミュージアムの全貌。外に保管されている車両の他は、駅舎にある資料館と車庫くらいのもの。
駅舎も資料館も大正時代のもので、登録有形文化財なのがすごいところ。
保存されているこちらのレトロな車両は、モハ200系。
この車両は、福井鉄道の完全オリジナルの車両で、クラウドファンディングで復活した車両。
ということが、この看板に書いてありました。
奥に見えるのが噂の登録有形文化財の車両工場。遠目で見るだけなのが残念。
どうやら今も稼働を続けているようですし、位置的に仕方がないところです。
たまに公開しているそうです。
駅舎内には、資料館がありました。
様々な鉄道関係の道具が置いてあり、歴史を感じます。
無料なのに誰もいないので、ゆっくりと見ることができました。
ここまでは「ふーん」くらいのものでしたが、僕が面白いと思ったのは、昔の広告。
昔は福井鉄道と並行する国鉄がライバル関係にあり、新型車両がデビューしたことなどが大々的に宣伝されていたようです。その痕跡を垣間見ることができました。
外に展示されていた福井鉄道オリジナル車両は、国鉄と競争するために社運をかけて作った車両。
当時は華々しくデビューしたようで、資料の一つ一つから福井鉄道の社員さんの誇りを感じました。
それ以外にも、福井鉄道で車両を作ったことも書かれていました。あまりこういった昔のものを興味をもって見ないのですが、福井鉄道が誇りと愛着を持って運行されている会社だと分かりました。
さっき見たモハ200系もすごく価値のあるものに感じます。
今は、福井鉄道とハピライン(旧北陸本線)は、共に生き残るために連携関係にあるようです。
競争状態にあった昔との比較も、とても時代の変化を感じました。
こういった点で、資料として見ごたえのある場所でした。
北府駅鉄道ミュージアムは、僕としてはおすすめスポットです。
なにせ、無料ですし。
福井の鉄道会社のキャラクターって、可愛いのもいいですね。
場所や営業時間の補足
福井鉄道福武線の北府駅(きたごえき)にあります。
場所:〒915-0802 福井県越前市北府2丁目4−7 駅内
営業:毎日、6時から23時まで
※いずれもGooglemap情報
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