ハピラインと福井鉄道どっちでいく?
地方の公共交通の様子を観察しに福井県へ(←これほんと)。
ところで、大阪の皆さんは福井にどうやって行きますか?以前、当ブログでは、意外とハピラインふくいのコスパがよい、ことを紹介しました。
本記事では、さらに高みを目指したい方へ(?)、ハピラインふくいを武生駅で降りて、そこから福井まで福井鉄道を使うという選択肢をご紹介します。
《取材日:令和6年11月7日》
この記事を書いた人:曖昧
30年以上関西に住み、小さいころは南海電車を眺めて育つ。大学卒業後、何かの拍子に乗り鉄が再燃する。全線踏破は面倒なので諦めるも、電車に乗りながら酒を飲み、ぼーっとするのが趣味。時々仕事をさぼってまで現実逃避の旅にでかけることも。ブログは趣味程度。日頃は、交通事故やマンション管理を趣味とする弁護士。
ハピラインふくいと福井鉄道の比較概要
福井県の武生〜芦原温泉の間では、北陸新幹線、ハピラインふくい(旧北陸本線)、福井鉄道/えちぜん鉄道の3線が平行しています。
上の表の一番右に書いているのは、敦賀駅から福井駅までの交通費で、最もコスパがいいのは「ハピラインふくい」。そのため、普通に大阪から福井に行く方は、わざわざ武生で下りずにそのままハピラインふくいに乗るのが無難です。
それでも福井鉄道を選ぶべきメリットって何なのでしょうか。
『日本一早い路面電車』に乗れる
こういう車両、路面電車でよく見ますよね。路面電車はあまり速度を出せないものですが、福井鉄道の「フクラム」は、線路上を走るから時速65kmで走るんです。相互乗り入れしているえちぜん鉄道の車両「キーボ」も同様です。
この低床車が爆走する様子は、一度経験してみるべきです。疾走感が素晴らしい。
しかも結構快適で、ガラガラなんですよ。
この車両は、えちぜん鉄道へ直通する「越前針原」行きに使われています。
JRから引き継いだ車両を使っているハピラインふくいとは、味が全然違います。
ハピラインも上のとおり、キャラクターもロゴもすごくかわいいですけどね。
パークアンドライド、無料。
福井鉄道は、パークアンドライドに力を入れていて、駅前の駐車場が無料なんです。福井市内って路面電車が走っていて、運転が苦手な方にはパニックになるような場所ですが、福井鉄道を使えば、無料で駅前に車をとめて、鉄道で福井市内などに行けちゃうんです。
福井鉄道は、えちぜん鉄道とも乗り入れしているから、福井市内だけではなく東尋坊やカニで有名な三国、芦原温泉にも簡単に行くことができますよ。
車旅でも、少し休むのに福井鉄道を取り入れてみてはいかがですか。
福井鉄道の資料館も無料。
福井鉄道には、「たけふ新」駅の次の「北府」駅に、鉄道ミュージアムがあります。
なんとこれも無料。
鉄道ミュージアムでは、福井鉄道のかつての花形の車両や道具を見ることができますし、平行する国鉄と競合しながらもどのように生き残ってきていたかがよくわかりました。
北府駅近くの駐車場は大きいので、パーク&ライドに最適です。
結論
福井旅の際、ハピラインふくいや新幹線だけではなくて、福井鉄道も選択肢に考えてみてよいかな、と思います。
このブログでは、国内の鉄道旅行を中心とした、旅行に役立つ旅行記を4日に1回投稿しています。
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