観光列車のいいとこ詰まってます。あめつち乗車記
城崎温泉を堪能した後は、観光列車あめつちを使って、城崎温泉から鳥取へ。
観光列車あめつちの乗車記と魅力、あめつち御膳について語ります。
《取材日:令和7年2月2日》
この記事を書いた人:曖昧
30年以上関西に住み、小さいころは南海電車を眺めて育つ。大学卒業後、何かの拍子に乗り鉄が再燃する。全線踏破は面倒なので諦めるも、電車に乗りながら酒を飲み、ぼーっとするのが趣味。時々仕事をさぼってまで現実逃避の旅にでかけることも。ブログは趣味程度。日頃は、交通事故やマンション管理を趣味とする弁護士。
あめつちはこんな列車
「あめつち」は、主に鳥取〜出雲市の間を走る観光列車で、その車内では地域のものを使った食事やお酒なども楽しめます。
他に、
- 鳥取〜城崎温泉
- 出雲市〜出雲横田
聞いただけでは、今一つ魅力が分からない謎列車ですが、「はなあかり」に乗るついでに、城崎温泉〜鳥取間の便に乗りました。
- 山陰に行く過程を楽しみたい人
- リーズナブルに観光列車を楽しみたい人
- 餘部橋梁を見たい人
- 山陰の味を堪能したい人
あめつちの予約
予約開始は一ヶ月前の午前10時。
JR西日本の予約サイトe5489を使って、一ヶ月前に予約しましたが、二週間前を切っても予約は可能です。座席の指定はできない点が困りました。
あとで書くとおり、「あめつち」の乗車率は4割程でした。10時打ちは不要と考えます。
お弁当の予約
あめつち御膳というお弁当は、tabiwaというサイトから4日前まで予約できます。
あめつちの鳥取到着時間は18時。
鳥取で夕食を食べる方は、弁当注文は避けた方がよいです。
・・・
さて、ここまでが事前に調べた情報です。
実際に乗ってきました。以下が乗車記です。
城崎温泉駅から、16時前の鳥取行き「あめつち」に乗車。
大阪行きの「かにカニはまかぜ」を横目に、列車は鳥取方面に進みます。
この記事も見て!
かにカニはまかぜのグリーン車として連結されていた「はなあかり」の乗車記です。
あめつちの車内
びっくりするくらいにきれいです。
そこらのなんちゃって観光列車とはわけが違います。
トンネル内に入ると、天井のライトがとってもきれい。すごくテンション上がります。
僕の席がこちら。
あめつちは空いていて、乗車率は40パーセントほど。
相席にびくびくでしたが、二人席を一人で使えました。
こちらの方、四人席を一人で使ってました。
おすすめ席は、圧倒的に進行方向右(北)側。
e5489では座席指定できないのが残念です。
席がかなり空いていたので、一部の方はアテンダントの了解をとって、右側に移動していました。
足元の狭さだけがちょっと気になります。
この席は、荷物棚もなく、椅子の下か通路に荷物を置くしかありませんでした。
大きな荷物は、どこか空いているところに置かせてもらう形になりますね。
こんなに車内がきれいなのに、「快速」列車だから切符が安いんですよ。
瀬戸内を走る「エトセトラ」なんかと同じ扱いです。
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瀬戸内の呉線を走る観光列車「etSETOra」の乗車記はこちらです。
酒とスイーツの列車で、竹原・呉の観光と組み合わせるのがおすすめ。
あめつちの車内販売
あめつちの車内販売は、発車前から始まります。車内にショップがあり、ここであめつちグッズやコーヒー、アルコールなどが売られています。
コーヒーとどら焼きのセットを頼んでいる方が割といらっしゃいました。
450円は良心的です。
販売されているお酒の種類はこんな感じです。
僕はお酒は買いませんでした。
昼からお酒を飲みまくるようなアル中ではありません。健全です。
あめつちへの持ち込み
城崎温泉で買ったものを普通に持ち込めます。
持ち込んだ方が普通に安いですし、温泉街には酒屋さんが少なくとも二軒あり、持ち帰り用の升セットなんかも売っていました。お酒に関してはそちらで買ったものを飲むのもよいかと思いました。
弁当も、駅前でカニ系の駅弁を調達するのも全然にありです。
弁当はあまり頼まれていない
事前予約制の弁当、『あめつち御膳』は、席でだまって座っていたら持ってきてくれます。
城崎温泉駅を出てすぐ、持ってきてくれました。
WESTERでは支払履歴をうまく表示できず、メール画面で確認してもらいました。
これね、弁当だからと侮るなかれ。
なかなかおいしくて、お昼御飯を食べていなかったのもあり、がつがついってしまいました。
16時20分には完食してましたね。
空腹補正はあるかもしれませんし、おしながきがあるとなんでもおいしく感じる、というのもあるかもしれませんが。。
お弁当を頼んでも、車内でのイベントには支障ありませんからご安心を。
時間帯は微妙ですが、弁当注文は一考の余地ありです。
トイレ、洗面もちゃんとついてます
この陶器、スーパーはくとと同じですよね。
トイレはおむつ換えシートはありましたが、普通の電車のトイレって感じです。
車内のイベント
神様のおみくじが引けました。これ、基本的に出雲を走る列車なのでね。
おみくじには、乗車記念スタンプを押せます。
微妙な天気ですが、ガイドさんが常に沿線の紹介をしてくれます。
途中、餘部駅に停車。
餘部橋梁はかけかえられて久しいですが、多分旧橋のモニュメント的なものを見ます。
あめつちの餘部駅での停車時間は、7分程度だったと思います。
停車時間はあまり長くありませんが、一通り見るのには十分な時間です。
車窓の解説をききながら、のんびり過ごしました。ぶっちゃけ、寝てました。
最後にお箸をもらって、おしまい・・・
かと思いきや、終点の鳥取駅で太鼓の実演がありました。
あめつちは、最後まで満足させてくれる列車です。
鳥取では、地のお酒と魚をいただきました。16時にご飯を食べると、あまり要らないですね。
これが、城崎温泉→鳥取間において、あめつち御膳があまり頼まれていない理由なのかな?と思いました。
感想まとめ
期待していなかったのですが、裏切られました。
乗ってから2時間、ずっと退屈せず、お弁当もちゃんと食べれました。
イベントが多くはなくて、しんどくないのもポイントです。
これを旅の目的にして乗るには十分なものでした。

観光列車はこうじゃなくっちゃ!!
これで料金(乗車券除く)は1000円です。
安すぎませんか?
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