糸魚川でヒスイ拾い。服装と持ち物で失敗しないための初心者ガイド

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新潟の糸魚川では、海岸で天然のヒスイを拾えることで知られています。ごろごろと転がっているわけではなく、とても珍しいので、気分は宝さがし。

毎回「あれ持ってくればよかった」「あぁすればよかった」と後悔しています。


初めてのヒスイ拾いに不安を感じている方もいるのではないでしょうか?

この2年半で6回、糸魚川の海岸でヒスイ探しを楽しんできた筆者が、服装選びのポイントから必須の持ち物まで、あなたの疑問を一部解消します。

この記事を読めば、最高のヒスイ拾い体験ができること間違いなしですよ!


《取材日:令和7年6月13日》

この記事を書いた人:曖昧

30年以上関西に住み、小さいころは南海電車を眺めて育つ。大学卒業後、何かの拍子に乗り鉄が再燃する。全線踏破は面倒なので諦めるも、電車に乗りながら酒を飲み、ぼーっとするのが趣味。時々仕事をさぼってまで現実逃避の旅にでかけることも。ブログは趣味程度。日頃は、交通事故やマンション管理を趣味とする弁護士。





ヒスイ拾い、服装選びの3つのポイント

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ヒスイ拾いでは、結構波のある海岸(砂浜ではなく石だらけの浜)を延々と歩き続け、時には波に打たれます。そういったことを想定した服装をおすすめします。


濡れてもいい半ズボン

糸魚川は日本海側とあって、波が激しいです。波打ち際を歩くことが多く、ズボンの裾はすぐに波に持っていかれます。

海用のスパッツでもいいのですが、乾いたらそのまま電車に乗れる速乾の半ズボンがおすすめですね。

筆者は、一度ジーパンで行ったら大変なことになりました。

夏は割り切って海パンにしました。(どうやって帰ったのか記憶にないがその辺で着替えた気がする)



かかとのあるサンダル

海の中にあるヒスイを狙うときはもちろん、波打ち際でも、思わぬ大波に靴がやられがち。

波に気を取られずじっくり探すためにも、僕はサンダルをおすすめします。

長靴を選ぶ方もいらっしゃると思いますが、

  • 荷物になる
  • 水が浸入すると終わる
  • 歩きにくい
この三点の理由で、長靴はおすすめしません。


ヒスイ海岸にはフル装備の業者のような方がたくさんいますが、あのようなスタイルだと電車に乗れないのでおすすめできません。

ラベンダービーチ〜須沢海岸の間に田海川という川が流れています。
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陸路で迂回するとすごく時間をロスするのですが、僕が紹介したようなサンダル半ズボンスタイルだと気合いで渡れます。



肌の隠れる服

シンプルに、すごく焼けます。
日焼け止めも忘れずに・・・


ヒスイ拾いに持っておきたい装備


初心者でも、ヒスイ拾いにはおすすめの装備があります。
最低限のものにしぼったので、是非参考にしてください。

ヒスイ拾い必須アイテム


補足説明:

海岸に行くと、あなたの目の前にあるのはたくさんの有象無象の石ころ。下手したら全部ヒスイに見えてきます。そんな時に、見本になるヒスイ原石があると、探すときの指針になります。

ヒスイの特徴の一つが「光を通す」こと。海岸には有象無象の緑の石や白い石がありますが、光をあてることである程度の見分けがつきます。

ヒスイ海岸では飲食の調達は困難です。須沢海岸のラーメンショップと押上海岸のセブンイレブンくらいではないでしょうか。水と簡単な食糧は持ち運ぶことをおすすめします。

ヒスイ棒という、長い棒の先におたまや砂かきがついた棒を持ってヒスイ取りをしている方をよく見かけます。あれがあると身体が楽だそうですが、荷物になるので、まだ僕は必要性を感じていません。

ルートによってはかなり歩くので、帰り道用の歩きやすい靴を持っていくことをおすすめします。



アクセスしやすいヒスイ海岸と特徴

ヒスイ海岸と一言に言っても、いくつかのスポットがあります。その中でも、公共交通機関でもアクセスのしやすい場所をご紹介します。

ラベンダービーチ

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えちごトキめき鉄道の「青海」駅から徒歩5分ほど。天候によりますが、大きめの石がごろごろしています。石を探せるエリアが結構広いです。波は高いです。

押上海岸

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えちごトキめき鉄道の「えちご押上ひすい海岸」駅から徒歩5分ほど。ここにはセブンイレブンがあります。数珠のような細かい石が多いのが特徴です。波は高いです。


宮崎海岸

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富山県側、あいの風富山鉄道の「越中宮崎」駅から徒歩3分ほど。
夏場に行ったところ、他よりも波はおだやかで、適当に泳ぎながらヒスイを探せました。

須沢海岸

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ヒスイが流れてくる姫川の河口付近。糸魚川駅からレンタサイクルで15分ほど。タクシーだと3000円弱かかります。


糸魚川駅で時間が余っている人は

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糸魚川駅のヒスイ王国館にあるコインロッカーに荷物を預け、ジオパルでレンタサイクルを借りた後、須沢海岸〜ラベンダービーチのあたりでヒスイ探しをするのがおすすめ。

自転車で行くと「みどり店」などのヒスイを鑑定してくれるお店にも行きやすいですし、鉄道のダイヤに縛られず、動きやすいです。



ヒスイの特徴

ヒスイを拾えていない僕が言うのもあれですが、僕が思うヒスイの特徴を挙げていきます。他の石と似ているものも多いため、複数の特徴を知った上で判断することが大事です。

ヒスイの特徴



これまでの戦歴

僕のこれまでの恥ずかしい戦歴を赤裸々に語ります。

曹長岩?

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表面の手触りだけを根拠にヒスイだと思ってしまった石。

全然違いますね。
比重は2.6。曹長岩かと思います。

石英?

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白い石!と思って探すと、大抵石英です。
石英は光をすごく通し、結晶も見え、かくばっているので騙されます。

左の手前3つは光を通しすぎ、比重も軽いので石英かと思います。

左の奥も石英ですかね。ヒスイかと思って拾ったものの、比重は3を超えず軽いんですよ。

右はお土産用のヒスイですが、本物かよくわかりません。

謎石

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めちゃくちゃキラキラしてきれいだったので、ヒスイ確定だ!とか言って持ち帰りました。(恥ずかしいんですが、先々週の話)

透過もしませんし、手触りもザラザラ。
正体不明の石です。

2歳の娘には好評。

ネフライト?

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この石は深緑なんですが、光をあてるとこんなにきれいに発光します。

セルフジャッジでネフライトだと判断していますが、どうでしょうか。ネフライトも一応、広い意味でのヒスイです。

期待の謎石

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最後に拾ったのが、この爪サイズの石。

味の素のような結晶がある
ぬるんとした手触り

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光をあてたら透過。

軽すぎて比重は測れません。
セルフジャッジではヒスイですが、よくわからないです。

見れば見るほど、石英な気もしてきました。


確実な鑑定には・・・

拾った石が本当にヒスイかどうかを確実に判断したい場合は、フォッサマグナミュージアムで鑑定してもらうのが最も確実です。学芸員の方が無料で鑑定してくれます。

その他、ヒスイを販売しているお店の一部でも鑑定をしてくれる場合があります。






最後に

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糸魚川でのヒスイ拾いは、適切な服装と持ち物を準備することで、安全性も快適さも格段にアップします。この記事を参考に、万全の準備をして出かけてください。

糸魚川の海岸で夢のヒスイ探しに出かけてみませんか?
めっちゃはまりますよ。



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