新大阪駅発！日帰りで乗りに行ける観光列車の所要時間と料金
日帰りで遠くまで観光列車に乗りに行くとき、毎回調べると、調べているうちに休みが終わってしまいます。
そこで、新大阪駅を何時に出ればどの観光列車にいくらぐらいで乗れるのかをまとめました。
断りない限り、令和６年９月時点のダイヤを参考にしています。
関西圏だけであれば、過去記事『関西の観光列車一覧』が分かりやすいです。
随時、追加・修正いたします（※2024/9/29最終更新）。
画像がないものは、乗ったことがないものです。
この記事を書いた人：曖昧
30年以上関西に住み、小さいころは南海電車を眺めて育つ。大学卒業後、何かの拍子に乗り鉄が再燃する。全線踏破は面倒なので諦めるも、電車に乗りながら酒を飲み、ぼーっとするのが趣味。時々仕事をさぼってまで現実逃避の旅にでかけることも。ブログは趣味程度。日頃は、交通事故やマンション管理を趣味とする弁護士。他の趣味は、観葉植物、ヒスイ拾い（練習中）など。
もくじ
🔖花嫁のれん（金沢〜和倉温泉）
🔖ベル・モンターニュ（城端線、氷見線）
🔖雪月花（糸魚川〜上越妙高）
🔖一万三千尺物語（富山）
🔖ながら（長良川鉄道）
🔖SAKU美SAKU楽（岡山〜津山）
🔖La Malle de Bois（瀬戸内）
🔖etSETOra（呉線・広島）
🔖あめつち（山陰）
🔖はなあかり（西日本各地）
🔖四国まんなか千年ものがたり（大歩危〜多度津）
🔖伊予灘ものがたり（予讃線。松山〜八幡浜）
🔖志国土佐時代の夜明けのものがたり（高知〜窪川）
🔖しまんトロッコ（予土線）
🔖藍よしのがわトロッコ（徳島線）
🔖〇〇のはなし（運休中）
🔖SLやまぐち（山口線）
🔖急行大正ロマン号食堂列車（岐阜）
🔖青の交響曲（阿部野橋〜吉野）
🔖あをによし（京都〜奈良〜なんば）
🔖しまかぜ（なんば、京都、名古屋〜賢島）
🔖ウエストエクスプレス銀河（西日本各地）
🔖天空（高野山）
🔖丹後くろまつ号（京都丹後鉄道）
🔖嵯峨トロッコ（嵐山）
🔖まとめ
花嫁のれん（平日も運行）
花嫁のれん号は、金沢駅〜和倉温泉駅の間を走る観光列車。
事前に予約すると楽しめるスイーツやお酒などが非常に良さそうです。
乗車時間はわずか１時間半弱。
土日中心に、平日も比較的多く運行されています。
この花嫁のれん号は、令和６年の震災の影響を受けて、現在運休しています。
せっかく乗るなら、和倉温泉より先（七尾〜穴水）を運行するのと里山里海号（こちらも運休中）と一緒に乗りたいところです。
新大阪からの旅程イメージ
花嫁のれん１号に乗るには、新大阪６時３４分発で間に合います。
この場合、のと里山里海３号に乗り継いで穴水へは午後１時３０分着です。
最終の花嫁のれん４号に乗って金沢に戻ってくる場合、新大阪着は午後９時２９分となります。
新大阪からの旅費イメージ
新大阪〜和倉温泉（片道。特急利用）：１万１６５０円
食事（オプション）：２０００円〜２９００円
和倉温泉〜穴水（片道）：６９０円
のと里山里海号整理券：５００円
食事（オプション）：１８００円〜２５５０円
金沢まではWESTERポイント利用がおすすめ。
公式サイト
ベル・モンターニュ・エ・メール（土日運行）
ベル・モンターニュ（べるもんた）は、土曜日は城端線、日曜日は氷見線を走る観光列車。路線を聞いてもぱっとしない方、金沢と富山の真ん中あたりを縦に走る線です。
氷見線は、車窓が非常にきれいなことで有名で、第３セクターへの移行が予定されています。
数年前、ぶりの季節に乗ろうとしたところ、満席で乗れませんでした。満席注意。
１日２往復が設定されており、車内で日本酒やお寿司、海鮮丼が楽しめます。
新大阪からの旅程イメージ
べるもんたに乗るには、土曜日であれば新大阪６時３４分発、日曜日であれば７時４分発で間に合います。これはあくまで、朝便に乗る場合の時刻なので、午後便に乗る場合は、１０時１３分発でも間に合います。
新大阪からの旅費イメージ
新大阪〜氷見（片道。特急利用）：１万００９０円
座席指定券：５３０円
食事（オプション）：１８００円〜３５００円
新高岡までは、WESTERポイント利用がおすすめ
公式サイト
雪月花（土日運行）
雪月花は、えちごトキめき鉄道を運行するリッチな観光列車。食事付きなので、いわゆるレストラン列車に分類されると思います。糸魚川から上越妙高の間を運行し、中では和食、フレンチなど、コースによって様々な料理が提供されます。
お土産付きのコースもあるなど、地域を味わえる列車といえます。
予約は、１か月よりもかなり前からとることができるようです。
普通に遠いので、できれば日帰りではなく、宿泊したいところです。
新大阪からの旅程イメージ
上越妙高発の午前便は、新大阪６時３４分の列車で間に合います。
新大阪からの旅費イメージ
新大阪〜上越妙高（片道）：１万２６５０円
雪月花：２万４８００円
※令和６年１１月に乗車を検討しています。新大阪〜糸魚川であれば、WESTERポイントでかなり安く乗れます。糸魚川は、ヒスイ拾いが楽しめるのでとてもおすすめ。
公式サイト
予約もこちらから。
一万三千尺物語（土日運行）
富山の「あいの風とやま鉄道」の観光列車一万三千尺物語。この列車は、移動を目的とした列車ではなく、車窓を楽しみながらランチを食べる「レストラン列車」。富山駅から泊駅などを経由し、また富山駅に戻ってきます。懐石料理やお寿司など、コースによって様々な食事を食べることができます。
土日に運行され、１人１万６５００円かかります。
午前便と午後便がありますが、ランチなので１２時に富山に着けば間に合います。
ふるさと納税の返礼品にもあるので、利用を検討してみてください。
新大阪からの旅程イメージ
新大阪駅８時４７分の列車で富山に行けば、乗ることができます。富山駅に戻ってくるので帰りも十分な時間があり、向こうを午後８時３３分に出ればよく、現地で５〜６時間遊ぶ時間もあります。
新大阪からの旅費イメージ
新大阪〜富山（片道）：１万００９０円
乗車券：１万６５００円
公式サイト
予約もこちらから。ふるさと納税でも乗車できます。
![[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/40795ef8.ee580004.40795ef9.2d99eebd/?me_id=1403205&item_id=10000192&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Ff160008-toyama%2Fcabinet%2F1062_1260137_01.jpg%3F_ex%3D128x128&s=128x128&t=picttext "[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]")
ながら（金土日運行）
清流長良川に沿って走る長良川鉄道。ここで清流を楽しみながら食事もできる列車が、観光列車「ながら」。こちらは食事やスイーツも食べることができるプランの他、席だけのプランもあり、アテンダントさんの案内で沿線の風景が楽しめます。
ながらで向かう終点北濃駅では、近くのあゆパークで食べるあゆが美味。沿線には郡上八幡という観光スポットもあり、癒されます。
絶景は郡上八幡以南。乗り鉄目的でなければ、郡上八幡より北は乗らなくてもよいと思います。
新大阪からの旅程イメージ
８時７分の特急ひだに乗れば、乗り換えなく１０時４５分の美濃太田発に乗れます。帰りも午後９時２９分美濃太田発が終電なので、長良川鉄道沿線でゆっくりと遊べますし、夕食は名古屋で食べるのもありです。
新大阪からの旅費イメージ
新大阪〜北濃（片道）９５００円（名古屋経由。ひだ利用なら８３７０円）
乗車券：５１０円〜１万８０００円程度（コースによる）
乗車記
公式サイト
SAKU美SAKU楽（土日運行）
岡山と津山の間を約１時間半かけて土日祝に走る観光列車です。
車内でオリジナルの弁当やスイーツの食事を楽しむことができます（３０００円程度）。
新大阪からの旅程イメージ
新大阪９時５０分くらいに出る新幹線に乗れば、岡山駅１０時５５分発に間に合います。
新大阪からの旅費イメージ
新大阪〜岡山（片道）：６４６０円
乗車券：５３０円
公式サイト
La Malle de Bois（土日運行）
岡山を起点に、日生、琴平、宇野などを結ぶ観光列車。１日１往復で土日を中心に走っています。
ラ・マルしまなみに乗れば、次に紹介するエトセトラにも一緒に乗ることができます。
乗車時間の２時間、瀬戸内の景色を眺めながら車内販売や事前予約制のバラ寿司やスイーツをいただくことができます。自転車も載せることができるので、しまなみ海道の旅にも使えますね。
新大阪からの旅程イメージ
岡山駅を９時４０分〜１０時ころに発車するので、新大阪８時２４分発に乗るといいでしょう。
新大阪からの旅費イメージ
新大阪〜岡山（片道）：６４６０円
新大阪〜三原（片道）：８７７０円
三原〜岡山（指定券）：１０００円
公式サイト
etSETOra（平日も運行）
呉線を走る観光列車。尾道〜広島間の沿岸部の景色を見ながらのカフェタイムが楽しめます。火曜日から木曜日を除く曜日に一往復走っており、行きは広島駅9時32分発、帰りは尾道駅14時38分発です。
事前予約制のスイーツやお酒、ソフトドリンクを楽しめます。
過去に尾道発の便に乗ったときは、竹原を観光した後に乗車し、広島でお好み焼きをたべて帰ることができました。
新大阪からの旅程イメージ
広島→尾道便に乗るには、新大阪を７時５０分にでるみずほに乗ると良いでしょう。広島行きの便に乗るには、午後１時２分ののぞみに乗れば大丈夫です。
新大阪からの旅費イメージ
新大阪〜広島（片道）：１万０９５０円
スイーツ：２０００円
乗車記
公式サイト
あめつち（土日運行）
主に山陰本線を走る観光列車。主に鳥取を朝出るので、関西から乗りに行くのはなかなかハードルが高く感じます。鳥取発の朝の列車に乗るには、朝６時６分の新幹線に乗る必要があります。現実的に、関西から乗りに行くのであれば、城崎温泉１２時２７分発に乗るべきなのでしょう。
この列車は、車内で地元の方やアテンダントさんの観光案内を聞きながら、車内販売や事前予約制の食事が楽しめ、おみくじもあるそうです。
このあめつちですが、一部の日は超ローカル線「木次線」を走ります。この木次線を通るあめつちに乗るためには、もし日帰りするならば、伊丹空港から飛行機で出雲の空港まで行く必要があります。
木次線を走るあめつちは、木次線の出雲横田までの運転です。そこから戻るあめつちに乗るも良し、亀嵩駅でそばを楽しむもよし、超絶ローカル線の芸備線（特に、備後落合〜東城間が非常にローカル）に乗るもよしです。
新大阪からの旅程イメージ
新大阪朝６時６分発のひかりに乗り、相生、上郡乗り換えで午前８時３６分に鳥取につくことができます。帰りは城崎温泉でゆっくり、午後７時前まで滞在できます。
新大阪からの旅費イメージ
新大阪〜鳥取〜城崎温泉：１万０５７０円
城崎温泉〜新大阪：６１４０円（特急）
グリーン料金：１０００円
公式サイト
はなあかり
はなあかりは、２０２４年１０月からデビューした観光列車。
詳細はよくわかりませんが、季節によって別の場所を運行し、地域の食事などをいただける列車です。
２０２４年１０月時点では、城崎温泉と敦賀の間の日本海沿いを走っています。
現時点では、乗車が難しいです。
人気が高すぎて、５秒ほどで売り切れます。
新大阪からの旅程イメージ
コースによる
新大阪からの旅費イメージ
コースによる
四国まんなか千年ものがたり（土日運行）
香川県の多度津駅と徳島県の大歩危駅の間を走っている観光列車。
全車グリーン車で、レストラン的な雰囲気がありつつも、事前予約制の食事を頼むかどうかは自由。
普通列車プラス２９００円、特急列車プラス１７００円で乗れて、約２時間半、最高の空間の中で楽しめます。途中駅でもゆっくりとまるので、秘境駅におりたつことができたり、知らない駅で降りて地元の方と話をしたり、地域を楽しめる列車です。
新大阪からの旅程イメージ
新大阪駅を８時２４分に乗れば多度津１０時１９分発の列車に、新大阪１１時２分に乗れば大歩危１４時２１分発の列車に乗れます。大歩危で観光する時間を取ったり、藍よしのがわトロッコに乗ったりしてもいいと思います。
新大阪からの旅費イメージ
新大阪〜大歩危（片道）：１万１３７０円
大歩危〜新大阪（片道、ものがたり利用）：１万３０７０円
食事：５６００円
乗車記
公式サイト
伊予灘ものがたり（土日運行）
伊予灘ものがたりは、JR四国が運行する観光列車で、通常の特急とは異なり、存続も危ぶまれる予讃線の海側ルート（愛ある伊予灘線）を走り、松山と大洲・八幡浜を結ぶコースで、1日2往復運行しています。
松山駅から伊予大洲駅、八幡浜駅間を運行し、松山駅発の「大洲編」「八幡浜編」、伊予大洲駅、八幡浜駅発の「双海編」「道後編」の4つの列車が走ります。
車内は砥部焼も使われ、絶景を楽しめる座席配置になっており、事前予約制の食事、スイーツが楽しめます。
主に土日と祝日に運行していますが、具体的な運行日は季節ごとに異なります。
こちらもアテンダントさんが沿線を案内してくれ、駅や沿線での地域の方のおもてなしもあります。絶景で有名な下灘駅も通りますよ。
是非乗りに行きたい観光列車です。
新大阪からの旅程イメージ
大阪から日帰りで乗りに行くのなら、午後便が現実的。一応午前６時２５分のさくらでも伊予大洲に伊予灘ものがたり発車５分前に着くので、理論上は間に合います。同じ便で１０時ころに松山に到着して、３時間ほど散策してから八幡浜に行く便に乗るのがいいのでしょう。午後６時４１分八幡浜が新大阪行きの終電ですので、八幡浜で２時間滞在するもよし、折り返しの伊予灘ものがたりに乗るもよしです。
※高知まわりで予土線に乗ってから乗ろうとすると、日帰りはできません。
新大阪からの旅費イメージ
新大阪〜八幡浜（片道）：１万４５８０円
グリーン券：１７００円
食事：３０００円〜５５００円
※別途車内販売あり
公式サイト
志国土佐時代の夜明けのものがたり（土日運行）
「志国土佐時代の夜明けのものがたり」は、JR四国が運行する観光列車で、高知県の土讃線の高知駅から窪川駅（時々、土佐くろしお鉄道のごめんなはり線）を走ります。この列車は、幕末から明治維新にかけて活躍した坂本龍馬や中岡慎太郎などの土佐の志士たちをテーマにした物語をベースにしています。
車内はすごくしゃれたレストランのような内装。沿線では、地元の方のおもてなしや、地元高校、大学の方によるガイドもあるそうです。
この列車も、事前に予約することで高知の食材を生かした食事が提供されます。
近く、乗車予定です。
新大阪からの旅程イメージ
新大阪を６時６分に出る「ひかり」に乗車すると、９時３９分に高知に着き、１０時２分高知発の列車に間に合います。窪川から折り返して高知で飲んで帰るのがベスト。鉄道の終電は高知午後７時３１分発なので、高知では３時間ほど滞在できますが、飲み過ぎに注意です。
そのまま予土線に乗ると、季節によってはしまんトロッコに乗って、その日のうちに大阪に戻ってこれます。
新大阪からの旅費イメージ
新大阪〜窪川（片道）１万４３３０円
グリーン券：１７００円
食事：５５００円（事前予約制）
公式サイト
しまんトロッコ（土日運行、季節）
「しまんトロッコ」は、四万十川沿いを走る予土線で、宇和島から窪川の間を運行されています。この列車に乗ると、四万十川の美しい自然を楽しめます。窓がないので、沿線の景色を直接楽しめます。
年中運行されているのではなく、真冬などは運行されていないようです。
過去、１０年以上前に絶対に乗ったことがあるのですが、沈下橋を見たかもしれない、という記憶以外の何の記憶もないので、近日中に乗ってみようと思っています。前述の時代の夜明けのものがたりと一緒に乗るのがいいですね。
大阪から日帰りで行ける限界の列車です。いえ、日帰りで行けると言ってはいけないレベルかもしれません。
新大阪からの旅程イメージ
新大阪を６時６分に出る「ひかり」に乗車すると、９時３９分に高知に着き、１０時２分高知発のものがたりに間に合います。午後１時２１分窪川発のしまんトロッコに乗り、真っすぐ帰ると大阪には午後９時ころに到着します。宇和島か松山、岡山のいずれかで２時間程度観光が可能です。
新大阪からの旅費イメージ
新大阪〜窪川（片道）１万４３３０円
窪川〜新大阪（片道）１万７０６０円
グリーン券：１７００円←ものがたり列車利用
トロッコ車両：５３０円
公式サイト
藍よしのがわトロッコ（土日運行、季節）
藍よしのがわトロッコは、徳島駅から、徳島の内陸にある阿波池田へ向けて走る列車です。
トロッコと通常の車両二両で運行されていて、一人あたり、各車両にそれぞれ一席与えられます。
結構お安く乗れまして、沿線の方が手を振ってくれるので旅気分もあがります。
他のお客さんと相席になり、微妙なコミュニケーションも楽しめます。
景色はそこそこ、風を感じながら、車内販売の飲み物／お菓子や、事前予約制のお弁当はいかがでしょうか。阿波池田から四国まんなか千年ものがたりに乗り継げます。
四国まんなか千年ものがたりに乗り継ぎたい場合には徳島発、帰りに徳島でおいしいご飯を食べて帰りたい場合には阿波池田発を利用してください。
新大阪からの旅程イメージ
７時ころに新大阪を出る列車にのり、三ノ宮から徳島行きのバスに乗るのが最安値。徳島駅１０時３５分発、阿波池田午後１時なので、旅程は深く考えずに乗ることができます。
新大阪からの旅費イメージ
新大阪〜三ノ宮（片道）：５７０円
三ノ宮〜徳島（バス）：３６００円
徳島〜阿波池田〜新大阪：１万１３９０円
藍よしのがわトロッコ指定席：５３０円
乗車記
公式サイト
〇〇のはなし
「〇〇のはなし」は、新下関から東萩を走る観光列車でしたが、臨時列車として走る場合を除き、現在は一部区間が不通のため、運行されていません。
そもそも日帰りで行けない説
公式サイト
SLやまぐち（土日運行）
今や珍しい蒸気機関車が楽しめるSLやまぐち号。
新幹線の走る新山口から、湯田温泉を経て津和野まで走る列車です。SLに乗るためだけに行くのは微妙ですが、津和野や湯田温泉に行くついでに乗るのであれば〇です。アテンダントさんがいます。新山口から津和野までの全区間乗ると、２時間１０分程度の乗車になります。１日１往復です。
新大阪からの旅程イメージ
新大阪を８時４１分に出るのぞみに乗ると、新山口でSLやまぐちに乗り継げます。帰りもSLやまぐちに乗る方法もありますが、なるべく長く滞在するのであれば、津和野で５時間ほど滞在ができ、新大阪には午後９時２１分に到着できます。
新大阪からの旅費イメージ
新大阪〜津和野（片道）：１万６４８０円
公式サイト
明知鉄道急行大正ロマン（平日も運行・季節）
中央本線の恵那駅から走るローカル線「明知鉄道」にも地域の味覚を楽しめる列車があります。
明智鉄道では、季節に応じて、きのこ列車、寒天列車、自然薯列車などの地元食材を利用した季節のメニューが楽しめる列車が走っています。
新大阪からの旅程イメージ
恵那駅を１２時２５分に出るので、新幹線を利用しない場合新大阪を７時３４分、利用する場合は１０時でも間に合います。
新大阪からの旅費イメージ
新大阪〜恵那（片道）：９０７０円
恵那〜明智（片道）：６９０円
大正ロマン号：６０００円
公式サイト
青の交響曲（平日も運行）
あべの橋から吉野を走る近鉄の観光特急です。
豪華な車内では、沿線の名物である柿の葉寿司やワインのほか、ケーキセットなどがいただけます。
乗車券も手頃な価格で、現実的に、関西から日帰りで乗れるおすすめの観光列車でしょう。
一日二往復あり、午前の吉野行きと夕方のあべの橋行きは予約が埋まりがちです。
新大阪からの旅程イメージ
９時半ころの御堂筋線に乗ると、阿部野橋から出る青の交響曲の午前便に乗れます。吉野に１１時半頃に着くので、そこから吉野での滞在を楽しめます。午後便はお昼の１時半の御堂筋線に乗れば、午後２時１０分の青の交響曲に乗れます。吉野に到着するのは午後３時３０分ころなので、
新大阪からの旅費イメージ
新大阪〜天王寺（片道）：２９０円
阿部野橋〜吉野（片道）：１１９０円
特急券：７３０円
乗車記
公式サイト
あをによし（平日も運行）
こちらも青の交響曲と同じく近鉄の観光特急で、主に奈良〜京都を走ります。
二人利用／四人利用が想定された座席になっており、ホテルのラウンジのような空間だと感じます。
車内の売店では、コーヒー、ビール、バターサンドなどのカフェを楽しめるメニューが売られています。
一日一往復走る京都〜奈良〜難波の便は人気が高く、大阪平野を見渡す絶景が楽しめます。
新大阪からの旅程イメージ
新大阪９時の御堂筋線に乗ると、９時３５分に難波駅を出るあをによしの奈良行きに乗れます。奈良到着は１０時８分。そのまま京都まで行くも良しです。
新大阪からの旅費イメージ
新大阪〜なんば（片道）：２９０円
難波〜近鉄奈良（片道）：６８０円
特急券：１１００円（１人利用）
乗車記
公式サイト
しまかぜ（平日も運行）
近鉄の花形観光特急で、なんば、京都、名古屋と賢島(伊勢志摩)を結びます。
あをによしや青の交響曲と比べて長距離で、乗車時間も2時間を超えるので、日帰りで気軽には乗れません。
先頭と最後尾の車両は少し高く、上等なシートからの景色(普通。)が楽しめます。特に人気なのは、１編成に一つずつしかない和風個室と洋風個室。まわりのお客さんを気にせずに旅行が楽しめます。
カフェテリア車両でカレーやケーキをつまみつつ、ぼーっとするのがおすすめの過ごし方です。
新大阪からの旅程イメージ
新大阪１０時ころの御堂筋線に乗ると、大阪難波１０時４０分発のしまかぜに乗れます。賢島まで乗ると午後１時になりますが、そこまで行ってしまうと何もないので、鳥羽あたりで下りるのがおすすめ。伊勢神宮やＶＩＳＯＮに行ってみてはいかがでしょう。
新大阪からの旅費イメージ
新大阪〜なんば（片道）：２９０円
大阪難波〜賢島：２７７０円
しまかぜ特急券：２６９０円
乗車記
公式サイト
ウエストエクスプレス銀河（平日も一部運行、季節）
ウエストエクスプレス銀河は、西日本の各地を主に夜行で走ります。この列車は、途中駅や列車内のサロンでイベントが開かれるなど、乗っていて退屈しない工夫がされています。座席車だけではなく、簡易ベッドのあるシートもあり、往年の寝台列車を思い起こさせます。
この列車、時々お昼に走っています。例えば２０２４年９月までの『紀南コース』は昼便と夜便が設定され、昼便は日中の時間をかけて新宮から京都までゆっくりと走り抜けていました。
かなり人気の列車なのですが、昼便はあまり人気がないのか、席を選ばなければ乗ることができます。気軽に乗れるわけではありませんが、西日本で一番面白い観光列車かもしれません。ゆったりごろんと転がりながら一日だらだらするのにもおすすめの列車です。
新大阪からの旅程イメージ
コースによる
新大阪からの旅費イメージ
コースによる
乗車記
公式サイト
天空（平日も運行）
南海高野線の山岳区間、橋本〜極楽橋間を走る観光列車。一部は窓ガラスがなく、山のにおいと風を感じながらの移動が可能です。１日２〜３往復あります。
電車に乗りに行くためだけにいくには、やや物足りない列車です。
高野山に行くときの選択肢として、いかがでしょうか。
新大阪からの旅程イメージ
休日の場合、新大阪を８時半の御堂筋線に乗って、難波を９時２３分に出る極楽橋行きに乗ると、橋本駅で天空に乗り継げます（平日の場合２０分早い）。その際、九度山駅構内でおにぎりを食べながら待つのがおすすめです。
新大阪からの旅費イメージ
新大阪〜なんば（片道）：２９０円
なんば〜高野山（片道）：１４３０円
天空座席指定券：５２０円
乗車記
公式サイト
丹後くろまつ号（土日運行）
丹後くろまつ号は、京都の北の方、京都丹後鉄道の観光列車で、食事も必ずセットにしなければならない列車です。
お食事やスイーツ、お酒など、便によって味わえるものが違います。
走行するルートは便によって異なり、福知山〜天橋立の田園の中を走る便と、西舞鶴〜天橋立の海沿いを走る便があります。後者は、由良川橋梁が絶景です！
そこそこに高いですが、大阪から遠くないですし、天橋立や城崎温泉に行くついで利用もできる列車。この記事では省略しますが、レストラン列車ではなく少しランクの落ちるあかまつ号、あおまつ号もあります。
新大阪からの旅程イメージ
新大阪８時６分のこうのとりに乗ると、福知山１０時８分に出るくろまつ号の１便に乗れます。天橋立から来た道を戻ってもいいですし、京都丹後鉄道を東に行って舞鶴から帰るのもありです。西舞鶴を午後７時４７分に出ると、午後１０時前に新大阪に帰れます。
新大阪からの旅費イメージ
新大阪〜福知山：４３７０円
福知山〜天橋立：８００円
くろまつ号：５０００円から（コースによる）
乗車記
公式サイト
予約もこちらから。
嵯峨野トロッコ列車（毎日運行）
山陰本線の昔の線路を走るトロッコ。こちら、嵐山〜亀岡間を３０分弱で走っています。
保津川に沿って走り、なかなかの絶景を楽しめます。通常のトロッコとリッチ号があり、リッチ号の視界はとても広いです。
どう考えてもおすすめはリッチ号。
雨の日は、乗ってはいけません。
新大阪からの旅程イメージ
こちらの列車は、時間さえ余裕をもてばかなり簡単に乗れます。
新大阪からの旅費イメージ
新大阪〜嵯峨嵐山 ８６０円
トロッコ ８８０円
馬堀〜新大阪 ９９０円
※保津川下りと一緒に行くのがおすすめです。
公式サイト
まとめ
日帰りで行ける旅程じゃない・・・
そう思う方も多いかもしれませんが、世の中には子育てなどが理由で、１日しか時間を取れない人が多くいるはずです。その１日に資金を集中して旅行する方のために、このまとめ記事を作りました。
乗れる時に乗っておかないと、いつかは観光列車も無くなってしまいます。もし、トワイライトエクスプレスが復活するとしたら何十万円も払いたい、という人はいらっしゃいますよね。乗れるうちに、乗りましょう。安いもんです。
紹介した中には、まだ乗っていない列車も多くあるので、乗り次第レポートを追加します。
この記事も見て欲しい
関西の観光列車を一覧表にしたものです。
このページよりも詳しく、分かりやすく一覧表にして紹介しています。
無理なく乗れる列車ばかりです。
まだ作っていない方は、上の紹介リンクから登録すると１０００ポイント多くもらえます。
１０００ポイント使うと、いきなり山陽新幹線を指定席からグリーン車にグレードアップできます。
無料（※年１回でもショッピング利用）のカードで十分貯まるので、年数回JR西日本に乗る方、EX予約を使いたい方には、おすすめです。ゴールドカードにする価値は、僕はないと思っています。
おひとついかがです？
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