裁判傍聴に初めて行く人へ
※大阪地裁の写真が見つからず、鹿児島地裁名瀬支部の写真を使っています。
裁判をわざわざ傍聴した経験は極めて少ないのですが、
裁判所で学生とすれ違うと、色々見て行って欲しいという想いがある。
せっかくの裁判傍聴、何か興味をもって欲しいという考えもあるので、
自分ならコレを見る！というものを含めて書いてみました。
このブログは旅行ブログですが、裁判傍聴も遠足みたいなもの・・・ですよね？
『司法は頼りない』
『検察が絶対正しい』
『弁護士は嘘ばかりつく』
そういった出所の分からないネタを、本やネットで仕入れるのではなく、
自分の目で見て欲しいです。まぁ、見てもわからないのですが。
この記事のもくじ
１．裁判所はどこにある？
２．裁判を見るために手続はある？
３．家庭裁判所の裁判傍聴はできますか？
４．どこの裁判所で傍聴をしたらいいですか？
５．どのような事件を見たらいい？
６．さあ、裁判所に行こう。
１．裁判所はどこにある？
【初心者向け】
・傍聴に適した裁判所は、県庁所在地にあります。
・大阪であれば、淀屋橋駅から北側に歩いて中之島を渡った川沿いにあります。
・「大阪高等裁判所」で検索すれば、間違いありません。
【もう少し知りたい人へ】
・裁判所には、５種類あります。
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東京にあるらしいですが、見たことありません。
��高等裁判所：
東京、大阪、高松、仙台、札幌、名古屋、福岡、広島に本庁がある。
秋田、松江、那覇、宮��、岡山、金沢に支部がある。
高等裁判所には、必ず地方裁判所が併設されています（多分）。
傍聴人は普通いませんが、傍聴可能です。
もし集団で見に行けば裁判官もびっくりすると思います。
�Ｃ亙�裁判所：
各都府県の県庁所在地に１つあります。
北海道には、札幌の他、釧路・函館・旭川にもあります。
地方裁判所には、支部もあります。
大阪には、堺東に堺支部、春木に岸和田支部があります。
必ず簡易裁判所が併設されています（多分）。
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地方裁判所がある町に１つあります。
ドロドロしている事件をやっていますが、だいたいは非公開です。
大阪の場合、谷町四丁目に家庭裁判所があります。
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いくつかの市町村ごとに１つあります。
訴額１４０万円以下の小さな事件をやる場所です。
公民館ぐらいの大きさのところが多いです。
開廷は週一、二日なので、傍聴に行くときは注意してください。
大阪の場合、地方裁判所がある場所のほか、
東大阪、吹田、茨木、富田林、池田、羽曳野、
泉佐野・・・枚方にありますね（最後は出てこなかったのでぐぐりました。）。
２．裁判を見るために手続はある？
【初心者向け】・裁判を見るために必要な手続きはありません。
・名前を明かす必要もありません。
【もう少し知りたい人へ】
・新聞に出るような注目を集める事件は、傍聴券が配られています。
・その場合、傍聴券がなければ入ることができません。
・傍聴券が配られる場合は、事前にHPなどで告知されます。
・大阪地裁の本庁では、ボディチェックをやっています。
ハサミなどはトラブルになります。
３．家庭裁判所の裁判傍聴はできますか？
【初心者向け】・可能です。
【もう少しちゃんと知りたい方へ】
・家庭裁判所の裁判を傍聴することは可能です。
・家庭裁判所では主に「調停」や「少年事件」が扱われ、それらの事件は非公開です。
・訴訟は傍聴が可能ですが、家庭裁判所の訴訟事件はとても少ない印象です。
・家裁で家事事件の訴訟を見るのは、ナンセンスでしょう。
※但し、尋問を見ることができればとても面白いかもしれません。
４．どこの裁判所で傍聴をすればいいですか？
【初心者向け】
・地方裁判所の本庁に傍聴に行きましょう。
【もう少し知りたい方へ】
・たくさん事件を見れるので、地裁がいいです。
・高裁は見ても面白くないですが、簡裁はたまに荒れます。
・地裁刑事以外は、想像と違う！となるでしょう。
５．どのような事件を見たらいい？
【初心者向け】刑事事件（単独係）の１回結審の事件を見ましょう。
傍聴する事件の探し方
⑴ 大阪地裁の正面の入口を入って右後ろに、「開廷表」があります。
⑵ 地方裁判所の「刑事」の「開廷表」を見ます。
⑶ 「合議」と書いていない、
「第１回公判」と書かれている４０分から５０分の事件を探します。
⑷ 部屋に行きます。途中入退場は可能です。
⑸ 空いている席に座って、帽子を脱いで静かに座ります。
【もう少し知りたい人へ】
⑴ 裁判には、「民事裁判」と「刑事裁判」の大きく２つあります。
⑵ 民事裁判は、「尋問」以外は分かりにくいと思います。
⑶ 裁判員裁判の開廷予定は、裁判所のサイトに載っています。
連日開廷されるので、全部見るつもりなら面白いのでしょうが、
結構、眠いと思います。
⑷ 理由は書きませんが、おすすめの回り方は、
刑事単独（第１回公判と判決）１時間
→刑事裁判員 １０分
→簡易裁判所民事（消費者金融系）５分
→地方裁判所尋問 １０分程度
※第１５民事部は交通事故なので、想像しやすいと思います。
(5) 事件としては、窃盗、薬物が良いしょうか。
６．さあ、裁判所に行こう（心構え）。
⑴ 午前１０時から午後３時までには行きましょう。裁判の時間は、だいたい午前１０時から午後５時です。
⑵ 土日は、裁判所はやっていません。役所ですので。
⑶ 最低限のマナー
・静かに。携帯電話も鳴らさないように。（裁判所に怒られます。）
・写真撮影、録画、録音は敷地内では禁止です。
・プラカードなども禁止です。
※「勝訴」を広げるのも、裁判所の敷地外に出てから。
⑷ おいしくはないですが、
大阪地裁地下の食堂とか、弁護士会地下のレストランとかもどうぞ。
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