わたらせ渓谷鉄道の楽しみ方。無理なく日帰り観光しよう。

関西人にはなじみのない「わたらせ渓谷鉄道」。足尾銅山の銅を運ぶために作られた列車が由来です。
足尾銅山が1973年に閉山したにも関わらず、今でも運行が続いています。
鉄道は好きだけれど、基本的に寝てしまうタイプの人間なので、企画段階で色々考え、無理のない旅程で乗ってきました。
わたらせ渓谷鉄道を日帰り観光をするにあたって

今回、わたらせ渓谷鐵道に乗ることになったのは、『所用で足利に来たついで』です。
午前は足利観光をして、午後だけでわたらせ渓谷鉄道に乗りました。
1日中列車に乗り続けるのは、嫌なんです。
企画段階で検討したことをいくつか書いておきます。
わたらせ渓谷鉄道はどこからどこまで?
わたらせ渓谷鉄道は、群馬県の桐生から栃木県の日光にある間藤までを結んでいます。この路線に乗るなら、日光から市営バスに乗って間藤まで行くか、東武で相老まで行くか、JRで桐生まで行くか、といった感じですね。
往復するか?日光に突き抜けるか?
わたらせ渓谷鉄道は、いわゆる盲腸線で、終点の「間藤」には他社の鉄道線は乗り入れていません。ですが、1日数本ある足尾と日光を結ぶバスをうまく使えば、わたらせ渓谷鉄道を往復乗車することなく、観光することができます。
日光に行くと、スペーシアに乗ったり、SL大樹に乗る選択肢もでてくるのですが、桐生を午後に出発する場合、鉄道に乗るだけの行程になってしまい、面白くないので今回はわたらせ渓谷鉄道を往復しました。
トロッコに乗るか?
わたらせ渓谷鉄道には、「トロッコわたらせ渓谷号」「トロッコわっしー号」と2種類のトロッコが走っています。僕が行った2月には、わっしー号のみが走っていました。
興味はあったものの、わっしー号に乗ると足利の観光に時間がとれなくなるので、やめました。

ホームページを見ると、地元でとれたマイタケの定食など、とても興味深いラインナップでした。
行きたかったものの、神戸駅で降りると次の列車は2時間後。
そうすると、午前11時には足利観光を終えないといけなくなるので、断念しました。
山形の高畠駅や、岐阜のみなみ子宝温泉駅みたいな感じですね。
興味はあったものの、わっしー号に乗ると足利の観光に時間がとれなくなるので、やめました。
神戸駅で降りるか?
途中の神戸駅には、列車のレストラン清流があります。
ホームページを見ると、地元でとれたマイタケの定食など、とても興味深いラインナップでした。
行きたかったものの、神戸駅で降りると次の列車は2時間後。
そうすると、午前11時には足利観光を終えないといけなくなるので、断念しました。
風呂に入るか?
水沼駅には、温泉が併設されています。山形の高畠駅や、岐阜のみなみ子宝温泉駅みたいな感じですね。
今回は、風呂に入ると大阪に帰り着けなくなるので、断念しました。
また、僕が行った時には、露天風呂が壊れているという情報がありました。
桐生から間藤を往復するなら、お得です。金銭的なお得さより、ICカードを使えない路線で都度精算しなくていい便利さが重要です。

桐生の駅では、フリー切符は、券売機で購入できます。

期間限定ですが、乗り放題切符を使ってイルミネーション列車に乗った人対象に、オリジナルのマスクがもらえました。
もっと観光したかったのですが、時間がなかったもので・・・

わたらせ渓谷鉄道の始発駅、桐生駅から乗車しました。
両毛線は本数が少ないですから、東武利用の方は相老駅が便利です。

ローカル線にありがちな車内です。
この何年かで、国鉄由来のローカル線にいくつか乗っていますが、だいたい一緒ですね。外と比べると、暖房が効いていてよく寝れます。

わたらせ渓谷鉄道は、渡良瀬川と並走します。
おすすめの席があるとすれば、進行方向向かって右側かもしれませんが、きっと空いているでしょうから、好きなタイミングで好きな方向に移動すればいいと思います。

川沿いを走るのですが、大抵障害物があってよく見えません。
ものすごいところを走っていることはよくわかりますね。

渡良瀬川といえば、足尾銅山鉱毒事件。
一度ついた印象はなかなかぬぐえないものです。

間藤に近づくと、雪が残っていました。

足尾銅山は、通洞駅から徒歩5分程。
トロッコに乗って坑道の入口まで行くと、めっちゃわくわくします。
短い距離にもかかわらず、機関車の付け替えをしたり、鉄道が好きな方は是非行ってみるべきです。坑道も歩いていてわくわくしますね。当時を再現した人形や、セリフが面白かったです。

通洞駅から足尾駅まで歩いてみました。
足尾駅に古い機関車や国鉄時代の列車が静態保存されていました。

もちろん、国鉄時代のことなんて全く知りませんが、こんな感じだったんだろうか?と想像するとこれもまたわくわくしませんか?

当時のホームでしょうか。だとしたら嬉しいです。

終点の間藤駅、周囲に何もありません。
折り返しの20分間が暇だったので、少し北に行ってきました。
国鉄足尾線時代の廃線跡がすごくよく残っていました。
もっと北に行けば、足尾銅山の煙突などが見えるようですが、僕にそこまでの時間はありませんでした。

間藤駅からの折り返し列車は、イルミネーション列車でした。
何のアナウンスもないただの普通列車ですが、この列車にあわせて各駅のイルミネーションが点灯します。
残念ながら、まだ明るい状態だったので、ありがたみはなかったです・・・
クリスマスシーズンころは日が短いですし、クリスマスなイルミネーションが多かったので、乗る時期を選べばきれいでしょうね。

神戸駅に到着すると、駅にお店があるではありませんか。
お店の方が、「山椒味噌入り里芋田楽300円」と書いた紙を持って車内まで宣伝に来ました。
よく見ると、僕が乗った列車は、神戸駅に8分停車します。
ホームに降りて、さっそく購入しました。

他にも、よもぎ餅や味噌、野菜などを売っていましたが、一人で色々買うのは何か違う・・・と思って一品だけにしました。

ちゃんと竹串とビニール袋がついているので、車内でも気軽に食べれます。
この山椒味噌、山椒が効いててすごくおいしい。
里芋もねっとりしておいしくて、ぱくぱくいっちゃいました。
お昼ご飯には足りませんが、小腹満たしに最適です。
神戸駅の里芋田楽は、わたらせ渓谷鉄道に乗ったらマストバイですよ。
飲み物も忘れずに。
また、神戸駅の上りホームにビールの自販機らしきものが見えました。

他の路線もそうですが、列車は途中下車してなんぼです。
わたらせ渓谷鉄道は、足尾銅山に行くのに観光利用すれば旅が十二分に楽しくなる路線。足利や日光に行く際には、是非この路線での旅を採用してみてください。
また、僕が行った時には、露天風呂が壊れているという情報がありました。
わたらせ渓谷鉄道1日フリー切符を使って!
1880円で1日乗り放題のフリー切符が買えます。桐生から間藤を往復するなら、お得です。金銭的なお得さより、ICカードを使えない路線で都度精算しなくていい便利さが重要です。

桐生の駅では、フリー切符は、券売機で購入できます。

期間限定ですが、乗り放題切符を使ってイルミネーション列車に乗った人対象に、オリジナルのマスクがもらえました。
わたらせ渓谷鉄道でどうやって観光したか
僕が実行した旅程はこんな感じです。もっと観光したかったのですが、時間がなかったもので・・・
桐生駅を出発

わたらせ渓谷鉄道の始発駅、桐生駅から乗車しました。
両毛線は本数が少ないですから、東武利用の方は相老駅が便利です。

ローカル線にありがちな車内です。
この何年かで、国鉄由来のローカル線にいくつか乗っていますが、だいたい一緒ですね。外と比べると、暖房が効いていてよく寝れます。

わたらせ渓谷鉄道は、渡良瀬川と並走します。
おすすめの席があるとすれば、進行方向向かって右側かもしれませんが、きっと空いているでしょうから、好きなタイミングで好きな方向に移動すればいいと思います。

川沿いを走るのですが、大抵障害物があってよく見えません。
ものすごいところを走っていることはよくわかりますね。

渡良瀬川といえば、足尾銅山鉱毒事件。
一度ついた印象はなかなかぬぐえないものです。

間藤に近づくと、雪が残っていました。
足尾銅山で探検気分!

足尾銅山は、通洞駅から徒歩5分程。
トロッコに乗って坑道の入口まで行くと、めっちゃわくわくします。
短い距離にもかかわらず、機関車の付け替えをしたり、鉄道が好きな方は是非行ってみるべきです。坑道も歩いていてわくわくしますね。当時を再現した人形や、セリフが面白かったです。
足尾駅の古い車両を眺める

通洞駅から足尾駅まで歩いてみました。
足尾駅に古い機関車や国鉄時代の列車が静態保存されていました。

もちろん、国鉄時代のことなんて全く知りませんが、こんな感じだったんだろうか?と想像するとこれもまたわくわくしませんか?

当時のホームでしょうか。だとしたら嬉しいです。
間藤駅で廃線探訪

終点の間藤駅、周囲に何もありません。
折り返しの20分間が暇だったので、少し北に行ってきました。
国鉄足尾線時代の廃線跡がすごくよく残っていました。
もっと北に行けば、足尾銅山の煙突などが見えるようですが、僕にそこまでの時間はありませんでした。
イルミネーション列車で折り返す。

間藤駅からの折り返し列車は、イルミネーション列車でした。
何のアナウンスもないただの普通列車ですが、この列車にあわせて各駅のイルミネーションが点灯します。
残念ながら、まだ明るい状態だったので、ありがたみはなかったです・・・
クリスマスシーズンころは日が短いですし、クリスマスなイルミネーションが多かったので、乗る時期を選べばきれいでしょうね。
わたらせ渓谷鉄道は車内販売はないけれど・・・一番のおすすめポイント
トロッコに乗れば車内販売があるようですが、僕が乗ったのは普通列車。道中では何も食べられないんだろうな・・・と思っていたところ、嬉しい誤算がありました。
神戸駅に到着すると、駅にお店があるではありませんか。
お店の方が、「山椒味噌入り里芋田楽300円」と書いた紙を持って車内まで宣伝に来ました。
よく見ると、僕が乗った列車は、神戸駅に8分停車します。
ホームに降りて、さっそく購入しました。

他にも、よもぎ餅や味噌、野菜などを売っていましたが、一人で色々買うのは何か違う・・・と思って一品だけにしました。

ちゃんと竹串とビニール袋がついているので、車内でも気軽に食べれます。
この山椒味噌、山椒が効いててすごくおいしい。
里芋もねっとりしておいしくて、ぱくぱくいっちゃいました。
お昼ご飯には足りませんが、小腹満たしに最適です。
神戸駅の里芋田楽は、わたらせ渓谷鉄道に乗ったらマストバイですよ。
飲み物も忘れずに。
また、神戸駅の上りホームにビールの自販機らしきものが見えました。
まとめ

他の路線もそうですが、列車は途中下車してなんぼです。
わたらせ渓谷鉄道は、足尾銅山に行くのに観光利用すれば旅が十二分に楽しくなる路線。足利や日光に行く際には、是非この路線での旅を採用してみてください。
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